2019/01/29
6位でプレーオフ圏内復帰ですってよ。試合前11位のチームが、勝ったら6位、負けてたら14位ですからね。いやはや恐ろしいJ2。3連続無失点、久々の連勝、苦手九州で勝利といいことづくしで終わった大分戦を振り返っていきましょう。
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結果
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2017明治安田生命J2リーグ第28節
大分トリニータ vs 東京ヴェルディ
2017年8月16日(水)
大分銀行ドーム
19:03キックオフ
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—–大分–東京V—
(前半) 0 - 2
(後半) 0 - 0
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合計 0 - 2
●得点者
16分 ドウグラス ヴィエイラ(東京V) 0-1
27分 ドウグラス ヴィエイラ(東京V) 0-2
スタメン
61分 ドウグラス ヴィエイラ → カルロス マルティネス
70分 梶川 諒太 → 橋本 英郎
84分 渡辺 皓太 → 林 昇吾
58分 シキーニョ → 前田 凌佑
67分 福森 直也 → 岸田 翔平
76分 三平 和司 → 伊佐 耕平
●プレビューはこちら
うまくハマった4-3-3
まず試合総じていうと、ヴェルディとしては攻撃の部分での見所は最初の30分だけだったかなという印象で、完勝という気もしないですし、まだまだ満足できる試合ではないなぁというのが正直なところです。
とはいえ、状況を考えるとこれでいいんです。
クソ暑い夏の連戦、中3日のミッドウィークの試合、実際の体力消費以上に勝利による精神的安堵が疲労回復の糧にもなりますからね。
ということで試合を観ていくと。
久々にアンカズを左サイドバックに起用し、好調のドゥグをCFに据えた4-3-3でスタート。これがうますぎるほどハマりましたね。大分も地道な後方からのビルドアップに挑戦している途中で、まだまだ下手くそ。ここ数試合のように強めにプレスをかけて中途半端な前線へのボールを蹴らせれば、CBの対処も難しくないし、内田のフィルタリングも完璧だし、こぼれたら機動力ある皓太・梶川のチビ2人のインサイドハーフがしっかりと回収する。
しかも相手もうちも選手間の距離を広げて幅と深さを作り出すサッカーを目指しているだけに、中盤には広大なスペースが。こうなると相手が1人くらいなら余裕でかわしてボールを前に運ぶことができる、梶川のドリブルが特に活きてくる。
相手の左サイドのシキーニョが攻守に機能していなかったこともあり、好調の幸輝が久々の右サイドで完全制圧。1点目のクロス、そして2点目は田村からのアーリークロスをドゥグが難しい体勢から蹴り込み追加点。熊本戦もそうですが、ドゥグのゴールを狙う意識がまさにストライカーらしい怖さを持つものになってきていますね。逆に、アランはなんか大人しかったです。
2点を取ったあとは、大分が4-4-2に変更してバランスをとってきたこともあり停滞。結局後半に入っても、皓太が決定機でカルロスへのパスで逃してしまったシーン以外は大きなチャンスもなく、かといってすごく攻め込まれたわけでもなく相手の決定機もほとんどなく守り抜いて試合終了。
特に、ドゥグ、梶川が抜けてからは前線にボールを運ぶのが難しくなってしまったことも影響しました。
ちなみに、カルロスは確かにこの試合でダメダメだった印象もあるんですが、試合展開と彼のプレースタイルが全くもって合わなかったのもあるかと思います。
ほぼ最前線で孤立し、ボールをキープしたところでサポートも少ない。かといって彼は1人でボールを運んでゴールに結びつける選手でもないですから。そもそもスペインでは、ボールを受けたらワンタッチ・ツータッチでサポートにきた選手にはたきながら前進していくと思うんですよね。この試合の後半は選手間の距離も遠かったので彼にとっては苦しいゲームとなってしまいました。こうなると、やっぱりスタメンタイプなのかも。
まとめ
ってことで今回は簡単にこんなとこで。
やっぱりこの暑い試合だと、時間が経つごとに精神が蝕まれていくので先行逃げ切りがベスト。2点リードということで、1点失ったら一気に流れを持っていかれるかもしれない状況をしっかりと守り抜いたディフェンス陣をたたえましょう。
これで6位。次節は5位の長崎。勝ち点4差なので逆転はできないですが、ここで勝ってその流れのママ死国に乗り込みたい・・・ですね!