2019/01/29
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結果
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2017明治安田生命J2リーグ第14節
東京ヴェルディ vs ジェフユナイテッド千葉
2017年5月17日(水)
味の素スタジアム
19:30キックオフ
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————東京V—千葉———
(前半) 0 - 0
(後半) 3 - 0
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合計 3 - 0
●得点者
55分 アラン ピニェイロ(東京V) 1-0
69分 高木 善朗(東京V) 2-0
77分 高木 善朗(東京V) 3-0
スタメン
53分 中野 雅臣 → ドウグラス ヴィエイラ
76分 渡辺 皓太 → 橋本 英郎
80分 高木 善朗 → 梶川 諒太
57分 ラリベイ → 指宿 洋史
63分 アランダ → 髙橋 壱晟
78分 町田 也真人 → ホルヘ サリーナス
前半は相手の思うツボ
結果的に3-0で勝利ですから、何言っても嫌味になるかもしれません。ただ、ジェフさんのサッカー、いいっすよ。正直うちはやられたなぁという印象です。
あのハイライン・ハイプレスってのはうちにとっては脅威で、前半は何もさせてもらえませんでした。左右のCBが左右に広がり、相手のプレスの数や形によってボランチがディフェンスラインに降りたりと状況をみながら1枚ずつ丁寧にはがして前進するのがうちのビルドアップ。
ところがこの試合ではその形を作る前にジェフのプレスをまともに受けてしまい、思うようにボールを運べない。苦し紛れに相手DFラインの裏に蹴ってみるけど、ジェフとしてはそういうボールは慣れてるからしっかり対応されるし、そもそも最前線に”CF”としてのボールキープは得意ではない中野が入ってることもありキープできず、ボランチどころか両WBもFWのサポートに入れず、まったくといっていいほど攻撃の形は作れませんでした。
結局、アランや善朗のやや強引なドリブルでしか攻撃の糸口を見出せない。
まさに、ドツボにハマってしまいました。
ただそれでもスコアレスで前半を終えたのは大きかったですね。
4-1-2-3でウイングに入っている船山と清武はガンガン中に入ってくるし、町田はスルスルと裏に抜けてくるし、アランダもラリベイも強いし。タレント揃いのジェフの攻撃陣はただただ脅威。前節に5点取ったのもうなずけますわ。
でも、どなかたがtwitterで言っていたように、ハイライン・ハイプレスでボールを支配するところまでは良いものの、そこから先の崩しの形はチームとして共通理解が皆無な印象で、最後は個の力に頼ってるのかと。だから、ある程度落ち着いて対応すればなんとか守り抜くのはそう難しい感じはしませんでした。
実際、前半終わりの船山の飛び出し、後半頭のアランダのシュートがポストに当たったの以外はシバさんが焦るようなシュートはなかったと思います。
上から目線で恐縮ですが、ジェフさんはこのハイライン・ハイプレスによるボール支配、ライン裏への守備の対応というところはこの10試合でチームに定着したので、次の段階として奪ったボールをどういう形でゴールに結びつけるか、そこの課題をクリアできるかだと思います。
早くもエスナイデル監督はダメだという声もありますが、今年はこの形を貫くことが大切じゃない?とは思いますけどね。うちみたいに監督が変わっただけで劇的に良くなるなんてことのほうがレアなわけで。
毎年毎年、首を付け替えてきたこの7年のなかで、ほぼ初めて明確な“形”を持った監督を信頼してみてもいいんじゃないかとは思いますけど。
ま、満を持して期待できる監督を連れてきてこの成績じゃ、長い目で・・・なんて自分がジェフのサポだったら言ってらんない気もしますが(笑)
後半から本気出すヴェルディ
今日はミッドウィーク開催ということで、うちはCFとボランチを、相手はCF、中盤を少しずつ変えてきたわけです。そして、どちらも後半の交代で元に戻すという。
まず先に動いたのがうちで、CFとしては何もできてなかった中野をドゥグに戻します。良い結果を残すことはできませんでしたが、中野は中野で出足の速さでディフェンスラインの裏を突く動きでジャブを与えていたと思うし、まったく毛色の違うFWへの交代がジェフのDFにうまく効いたように思います。
前半から不満を露わにしていたロティーナでしたが、想定内だったんじゃない?という気はします。
ドゥグになって割と簡単にボールが収まるようになり、アランも善朗も、両WBもイキイキと動き出すことができるようになりましたと。
(毛色といえば、アランの髪の毛がなんか赤色っぽくなってましたね。ワインレッドのモフモフ)
でまぁやっぱり熊谷アンドリューでした。
うちの3-4-3とジェフの4-1-2-3のフォーメーションのなかで最大のミスマッチになるのが”1”のアンカー・熊谷。この試合では、前半から中野は前線へのプレスはなるべく行かずに熊谷をマークし、善朗、アランでプレスに行く形でした。だって相手は2CBだもの、これで十分・・・なわけないんですね。
ジェフには、佐藤優也がいるんですから。
まるで3バックの中央のごとくボールを受けることでうちのプレスはまったくかからず、いいようにボールを回されてしまいました。よく、CBの間にボランチが下りることで相手のプレスをかいくぐるビルドアップの形をつくるが”流行り”(というか常套手段)ではありますが、CBの間にGKが上がってプレスをかいくぐるのがジェフの、というか佐藤優也の形。優也式ビルドアップといいましょうか。
さておき。
先制点のシーンは熊谷のサイドチェンジのパスミスを突いた形ではありましたが、守備の原則でいえば、あの位置で熊谷にフリーで持たせちゃあかんはずなんですよねぇ。もう少し持ち上がってくればいいもののパスを出してくれて、ラッキーでした。
逆に2点目は、ポジションのミスマッチをうちが上手に使った形。
3-4-3の攻撃の”3″がいわゆるシャドーではなくウイングのうちにとって、相手のサイドバックのところではWGとWB、このシーンでは、善朗&アンカズvs山本。
ボールを持った内田に対して、善朗が左サイドからダイアゴナルに裏を狙ったことで山本が付いてきて(これオフサイドでしたね)、そのスペースにアンカズが走り込む形。最後は、南くんが得意としていた股を抜いてニアへのゴロシュート。
3点目は相手DFの集中力不足。善朗との競り合いで相手CBの岡野が倒れたのもあったけど、あのボールならGKが出ると思ったのか相手両サイドバックは棒立ち。あれをGKがクリアするにはノーバウンドで触るしかないので、さすがに優也でもそれは無茶ぶりだ。いや、彼ならやってのけそうだけど、やらなかったのはそれまでに何本か撃った善朗やアンカズのロングシュートによって数mポジションが下がっていたからかもしれない。
ということで。
別に後半から何か劇的に変えたわけでもないんですが、本職のFW入れて最低限の起点を作れるようなったこと、少しだけプレスを強めたこと、ミスを突いて先制点を取ったこと、たったこれだけで3-0の快勝となったわけです。もちろん守備陣の頑張りもありました。
本当は指宿が脅威のはずだったけどターンオーバーで後半途中からだったのと、すでに失点して焦っていたせいか彼へのロングボールが多めだったのも幸いでした。
まとめ
Wアンザイの左右入替はほんと見事ですねぇ。
後半から気が付いたら、順足になってました。
DAZN見返すと、ドゥグが入った1分後くらいに入れ替えてて、善朗のゴールまで全く気づきませんでした。放送ではその6分後くらいに高木聖佳さんもコメントしてて。
結果的に、この試合に関しては順足のほうが効いたみたいです。
さてさて。
J2降格以降、なかなか拮抗した試合が多かったジェフ戦ですが、これだけ点差が付いたのは初めてのような気がする。
僕らはもう、彼らとの”ずっ友”は卒業ですかね。
さてお次も、そんな関係に近い京都サンガです。シーズン序盤は寝てて残留争いか!?なんて感じだったのに、秘技・田中さんを発動したらもう注意ですよ。イキのいい若手から経験あるベテランも揃っていて本当に選手だけならJ2トップクラス。
そんな彼らに「選手集めるより、いい監督つれてきたほうがいいですよ」ってことを教えてあげましょう。
コメント
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