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【Preview】2024第1節vs横浜F・マリノス(H)

time 2024/02/24

【Preview】2024第1節vs横浜F・マリノス(H)

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ヴェルディのスタメン予想

横浜F・マリノスのスタメン予想

前置き

「昔のことなんて正直どうでもええ」

と、先日つぶやきました。

「昔があっての今のヴェルディ、歴史を軽視するな」的な言葉が返ってくるのはまぁわかってましたし、個人的には別に歴史を軽視してるってことはないんですけどね。

幼稚園の頃、自分はサッカーをはじめました。それがちょうど、Jリーグ開幕頃。
名古屋に住んでいながらグランパスでもなく、両親が松下電器(パナソニック)で働いていながらガンバでもなく、ヴェルディを好きになったのは一番強かったから。
TVで見てて、一番かっこよかったから。子どもながらのシンプルな感情です。

昔のヴェルディがあるから今のヴェルディがあり、今の自分がある。
十分にわかってます。昔のヴェルディがるから、今、自分は愛するチームがあって幸せなんです。

ただ、ね。

子ども頃はTVで見ていたヴェルディ。
でも、本格的にスタジアムに通うようになったのは、2008年から。それまでずっと、たまに行ったことはあっても、基本はTVの中の存在でした。

大人になって、スタジアムに通って、その目で生で見て、空気を肌で感じて、サポーター仲間の皆さんと一緒に感情を共有してきたのが、この15年。
自分にとってどちらが(比較するものでもないのですが)ヴェルディかって言われたら、圧倒的に後者なんです。言うなれば、J2でもがき苦しみ消えそうになりながらやっと悲願を達成したヴェルディ、それが自分にとってより色濃いヴェルディなんです。

だから。
ここぞのタイミングでしゃしゃり出てくるようなOB(とそれを持ち上げるメディア)にこのシーズンオフはうんざりしたし、この開幕戦に向けても、何度も何度も流れてくる93年の開幕戦の映像ってのは、自分の心にはまったく刺さらなくて。
「昔のことなんて正直どうでもええ」ってのは、そういう意味です。あくまで個人的な話。

この15年間で、J1昇格の強い思いで戦ったけどそれを叶えられずにチームを離れざるをえなかった選手、監督、クラブスタッフ……そこをもっと大事にしてほしいというか、光を当ててほしいなとか思ったりします(一般的なニーズがないのであれですが)。今のヴェルディをつくったのは、間違いなくこの人たちですから…。

さて。プロモーション的には大成功だと思います。天気だけが心配ですが、5万人以上売れてると聞いてますし、一般の人へのアピールの意味で、93年開幕戦の再来みたいな感じで煽るのは、一番わかりやすい。それだけの人を集めてスタジアムに呼び込めそうなのは、クラブの努力と、リーグの手助けがあってこそのものです。それには感謝しています。
クラブとしても間違いなく大成功でしょう。

前置きがだいぶ長くなりましたが。
そういう意味で自分にとって明日の開幕戦は、すごくシンプルに、J1での戦いが楽しみであるというだけです。マリノスというクラブに対してそこまで思うことはなく(友達や会社の先輩など身近な人にマリノスサポが多いって意味での思いはある)、J1の強豪クラブと戦えること、どれだけ今のヴェルディの力が通用するのか、楽しみです。

新しい歴史の幕開け、楽しみしかない

さて本題。マリノスはすでにACLの2試合を戦っています。疲労が出るか、ほどよく暖まっているか、それは試合が始まってみないとわかりませんが、新監督を迎えてスタートしたシーズンだけに、後者のほうなんじゃないかなーと思います。

水曜日の試合では120分を戦っているので、何人かは入れ替えてくるでしょう。
もっともDFラインは、永戸が復帰したとはいえいきなり90分できるかわからないから、あんまり変わらないかもしれないですが。恐怖のアンデルソン・ロペス、エウベル、ヤン・マテウスの3トップはないんじゃないかな。早めに交代したエウベルやナムテヒあたりは変わらずだろうが、山根陸、水沼宏太あたりがスタメンで出てくるのでは。

一方のヴェルディ。
大方、各種メディアに出ている予想通りでしょう。根拠はないですが。
問題は、怪我の宮原のポジション。去年、J1のどのチームもほとんど止めることができなかったエウベルと対峙するだけに、誰をチョイスするかは相当慎重にならないといけない。

各メディアでは稲見が第一候補に挙がってますが、はたして。
本来なら本職であり筆頭であるべき深澤、昨季終盤に相手のキープレーヤー対策でサイドバック出場が多かった山越も候補。稲見はインターセプトはうまいですが、どうも1対1で対峙したときの守備はそこまでな印象。22年後半にSBで出たときに、あっさり相手のドリブラーに抜かれてやられた印象があり。ただ、そもそもエウベルにボールを持たせないという意味で稲見をあてるのはありだとは思います。

ただそれ以上に、去年もそうでしたが、広範囲をカバーしてボールを奪取する稲見が中盤から抜けることの影響のほうが大きい気がしますが。森田、見木、コロ助あたりでそれを埋められるのか…?と考えたときに、自分は山越を右SBのスタメンと予想します。

とにかく、去年1年間積み上げてきたサッカーを大きく変えず、圧倒的な個を招いてグレードアップするよりも、ベースを高めてリーグNo.1の成長のノビシロで戦うと決めた今年のチームが、どれだけ通用するかは本当に楽しみです。

マリノスの攻撃力はリーグ屈指が上、そう簡単にうまくはいかないだろうし、痛い目に合うこともあるでしょう。下手すりゃ、0-3、0-4くらいになるかもしれないと思ってる。ただ、20チームの一番下からスタートしてるんだから、そんなの当たり前。そこでめげずに、みんなの力で戦いましょう。新たな歴史を一緒につくっていきましょう。

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