コンドルとカモメのVoyage

【2016振り返り】No.16 MF 中野雅臣

time 2016/11/29

【2016振り返り】No.16 MF 中野雅臣

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2年目のチャンスを生かせず

自分のような素人と冨樫さんたちプロでは、練習のなかで選手に接する時間の長さも、選手をみる視点も違うのは百も承知。そんな前提があっても、自分のなかでの彼のイメージとと、プロの見ているポイントが最も異なるのが中野雅臣だったように思います。

中野といえば、まさに10番らしい左足のテクニックを持ちながらチームの状況によってFWもボランチもこなし、世代別代表ではセンターバックをこなした経験もあるその天才的センスが持ち味。

とはいえその天才的センスのベースとなっているのが、ゴール前のスペースを見つけてススっとそこに入り込む動き出ししの質。さらには長い距離を走ることもいとわない献身性。ヒョロっとした身体、ふんわりとした表情、テクニシャンらしいボールの持ち方から見える姿とは裏腹に、実は貪欲に泥臭くゴールを狙っていく姿勢こそ中野の本質・・・だと自分は思っていたのですが。そのなかでも、斜めに走ってスペースを突く動きは秀逸だと。

今シーズン、中野がスタメンで出場したのはわずか5試合。
うち3試合は、左サイドバック。

彼にとってプレーの可能性を広げるという意味で貴重な経験となるものの、チームとしてはレギュラーのアンカズの調子が上がらず、こちらも新たに左にチャレンジする大木もふるわず、という中でやってきた3番手。決してポジティブな起用ではなかった。

中野の左足に秘めた可能性、アップダウンを繰り返せる運動能力を生かした攻撃力に期待しての起用であったと思います。ただ、ザスパクサツ戦はそれなりにその力を発揮できたものの、山形、そして松本にはボロボロ。
特に松本戦では守備の穴として徹底的に狙われて3失点に絡み、あの悲惨なゲームの要因となってしまった。

以降は出場機会がほとんどなく、19節京都戦は左サイドハーフで、20節セレッソ戦はトップ下、途中から左ウイングにポジションを移して出場するも大きな成果は残せずに今シーズンは終了。特に京都戦では澤井、潮音とともに中盤での出場となり、皓太もベンチにいたことから4世代のユースの10番が共演する可能性があったのですが。。。

奮起を期する2年目は、6月以降はベンチ入りすらありませんでした。

彼の力不足だったことは当然ある。ただ左サイドバックでの失敗は、冨樫采配の被害者ともいえる。まぁ持ち直す時間はたくさんあったし、以降もチャンスは少ないけどもらってますからね。この左サイドバックでの経験を今後にどう生かすか、それが大切になってくるでしょう。

個人的にはね。

やっぱり彼が輝けるのは右サイドだと思うんですけどねぇ。どうでしょう。ボールをキープしてサイドバックのオーバーラップも促せるし、右サイドから斜めに走り出してボールを引き出すこともできる。もちろんこのポジションには澤井がいるからそうそう簡単にチャンスをもらえるわけでもないけど、船山も引退してさらに数が減ったレフティにかかる期待も大きいはず。

来シーズンに向けて

難しいですね。
二川の完全移籍の報道も出ているなか、決してチャンスは多くない。そうなるとレンタル移籍も検討しなくちゃいけない。ただ、戦力としての期待値も高い。でも、外に出るなら今のうち・・・

シーズンを通して試合に出る準備を行う感覚をつかむ、という意味ではやはりレンタルで経験を積んだほうがいいのかも、ね。

※画像はヴェルディ公式Facebookより
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