2019/01/29
京都のアカデミー育ちの22歳レフティー。昨年10月のU-22日本代表のアメリカ遠征メンバーにも選出されており、U-23世代が多い今年のチームの中でも特に、今年の夏に開催されるパリオリンピック出場の可能性がもっとも高い選手。
右サイドを主戦とするレフティーであり、基本的には移籍した中原輝の役割を託されるであろう存在。現状では右サイドのライバルはFWタイプの河村や、中盤のゲームメーカータイプのコロ助や食野あたりと想定。やはり左利きはおらず、レギュラーの筆頭候補と言えるでしょう。
タイプとしては、ゲームメーカーに近かった中原よりもややゴール方向への矢印が強い選手という印象。某18番のような力強いドリブルでグイグイと運ぶシーンも見られ、かといって周りが見えない感じでもないので、宮原のオーバーラップも効果的に使えるのでは。そういう意味では、周囲の選手たちも昨年と大きくやり方を変えずにやれそうなので、馴染みやすいのではないかと。
あとは、中原も加入後しばらくはかなり苦戦したように、城福さんが求めるような守備でのハードワークをどれだけできるか。守備をしっかりやれば、ボールを持って自身が輝くチャンスも増える。京都ではシーズン序盤こそスタメンの機会を得ていたものの中盤からラストにかけてはほぼ途中出場のみ。ゲームチェンジャーとしても楽しみだけど、今季はスタメンで安定稼働するのが彼にとっての課題でもあるだろうし、その先のパリ五輪メンバー入りも目指しているところでしょう。