2019/01/29
試合後のレビューなんかもそうだけど、悪いゲームのことは書きたいこといっぱいありすぎてすいすい進むんですけど、良いゲームって案外書くことがないもの。これも同じで、課題が多い選手のほうが書きやすい。
そういう意味で、凌我についてはもう書くことなんてないですよ。本当にたくさんのゴールを2年間でありがとう。それだけ。2年とも13ゴールだったけどその中身は全然違って。今年は得意のワンタッチでのシュートはもちろんん、自分でドリブルで運んでチャンスメイクしてから奪ったものや、フロンターレ戦のようなミドルシュートなどバリエーションも増えて。
「言っちゃいますけど、彼はうまくないです。ぜんぜんうまくないです。でもゴールは決めてくれると思います」ってなことを江尻さんが2021年の新体制発表?ラウテ?で言ってたのを覚えています。はい、その通りでめちゃくちゃうまいわけではなく、ボールコントロールに甘さはあったけど、それも加入当時に比べたらかなり改善されました。
シュートのうまさはもちろん、ルーズボールをするりと身体をぶつけてマイボールにしてしまう巧みさや、90分間フルパワーでGKまでプレスを掛け続ける疲れ知らずの運動量、それを中2日とかの試合でやってのける…。
何より彼の素晴らしいところは、この2年間、コロナ休みがなければ全試合出場したこと。5月の19節に軽傷でベンチ外になったことでストップしてしまったけど、ルーキーイヤーから60試合全試合出場ってのは他にはない記録じゃないですか。
移籍に関しては言うことはありません。福岡かぁ…ってのは気持ち的にあるけど、まぁ地元だしね、上位の上位にいくよりは出場機会あるだろうしね、というところか。シーズン中から言ってきたけど、すでにJ2でやるべきことはやり切り、むしろこれでヴェルディに残るんだったら「サッカー選手として自身の成長考えてその判断大丈夫?」と思ってしまうほどだと感じていたので。
最終節のゴールで手を広げ、エンブレムに手をあて、やや涙ながらにゴール裏に向かってきたときから移籍は確信してました。今までありがとう。ヴェルディを背負って戦うってのはどういうものか、凌我なら必ず見せてくれるはず。