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【2021夏新加入】杉本竜士(横浜FCより完全移籍)

time 2021/07/24

【2021夏新加入】杉本竜士(横浜FCより完全移籍)

前提として、ヴェルディに来てくれる選手は、ユース育ちだろうと、そうじゃなかろうと、出戻りだろうと、全力で応援します。そして、杉本竜士という選手は好きな選手でした。“でした”なのは他チームの選手になったからであって、どこに行っても気になる存在であったのは間違いありません。なので、感情として、仲間の帰還は嬉しいことです。

ですが。

その感情面と、サッカーの面ではやはり切り離して考えなくちゃいけないところもあって。

竜士のヴェルディを出てからのキャリアを見ていくと。
まず2016年シーズン後、2017年からグランパスに移籍します。当時の竜士は、2014、2015は主力としてある程度定着したものの、ユースの頃に見せていたような爆発的なパワーをシーズン通して見せることはできておらず、2016年はチームの不振もあり、伸び悩みという壁にぶち当たっていました。

J2へ降格してきたグランパスへの移籍は引き抜きでもステップアップでもなく、ヴェルディからの“戦力外”的な色合いのほうが強かったと認識しています。それは、同期の南秀仁も同じ。6年プレーしてそれなりにチャンスもありながら結果を残すことができなかったのだから、当然のこと。

2017年はJ2のグランパスで17試合2得点。圧倒的な戦力で昇格するグランパスの中では決して主力とは言えず、J1に昇格した2018年は出場機会を得られず、ヴォルティスへ移籍。ここでは1年半で60試合に出場し、主にウイングバックということもあり得点数はそこまでですが、主力にはなりました。

2020年は徳島での成長が評価され、マリノスに移籍。ですがここでも出場機会はゼロ。結局、横浜FCに移籍。ヴェルディを離れて4年目でやっと、J1で出場します。しかし、ここでも主力にはなれず、結局1年で11試合。そのほとんどが途中出場。そういう流れの中でヴェルディにやってくることになりました。

はっきり言います。
J1では歯が立たず、J2でならなんとか結果を残せるかもしれない28歳。そんなに大きな期待ができる選手ではない、と思います。数字上は。

さらに言えば、本来、今のヴェルディの補強ポイントはケガ人が多く本職ではない福村が出続けなければいけなかった右サイドバック、そしていつ負傷離脱してもおかしくないリスクがある端戸と、ルーキーの凌我しかいないCFの2つ。もっとも、右SBに関しては平の復帰により若狭をスライドできること、あるいは深澤も復帰してきてることを考えればやや優先度は下がる。やはりCFが第一なのは間違いない。

そして決して補強のために潤沢な資金が使えるわけではないなかで、数でいればそれなりに揃っているサイドの選手をとってきたのは、果たしてどういう考えなのか。当然、パライバがここまでコンディションの悪さで戦力になれず、山下、純輝とそれ以下(優安、持井、新井)に大きな隔たりがあるので、チームの得点源となるこのポジションも補強ポイントと言えなくもないですが。パライバ不在時のベンチの迫力のなさったらひどいもんなので、そこで竜士がいればそれはそれで大きなプラスになる。そしてパライバが帰ってくれば、彼をセンターで使うという選択肢もあるのでね。

……といろいろ書きましたが、やっぱり竜士がまたヴェルディのユニフォームを着てピッチに立った際には、めちゃくちゃ興奮するですけどね(笑)

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