2019/01/29
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結果
====東京V=仙台====
(前半) 1 - 1
(後半) 2 - 0
合計 3 - 1
●得点者
(3’)森田 晃樹(東京V) 1-0
(23’)名倉 巧(仙台) 1-1
(62’)佐藤 凌我(東京V) 2-1
(85’)バスケス バイロン(東京V) 3-1
(46’)杉本 竜士(out)→バスケス バイロン(in)
(76’)梶川 諒太(out)→阿野 真拓(in)
(80’)加藤 弘堅(out)→ンドカ ボニフェイス(in)
(86’)新井 瑞希(out)→橋本 陸斗(in)
(86’)佐藤 凌我(out)→河村 慶人(in)
(55’)吉野 恭平(out)→中島 元彦(in)
(63’)加藤 千尋(out)→真瀬 拓海(in)
(63’)フェリペ カルドーゾ(out)→富樫 敬真(in)
(76’)皆川 佑介(out)→遠藤 康(in)
(76’)フォギーニョ(out)→鎌田 大夢(in)
単純な準備不足
先にこっちの話題、いちお触れておきます。
まぁ自分は当然ですが2時間半以上前に味スタに着いて先行入場したので個人的に害を被ることはいっさいなかったので、文句的なことを言うつもりはありませんが、SNSなどを見ていると早めに着いたのにキックオフに入場が間に合わなかった方、あるいは場外の行列を見て入場を諦めた方がいたというのは事実とのことで。クラブからもその旨のリリースが出ました。
自分はいちサポなのでこんなこと言うのあれですが、そういう方々に申し訳ないなという気持ちがあります。もし初めて訪れた方で観戦を諦めたり、かなり不快感を感じながらの来場となった方、昨日ヴェルディに向けてくれた興味を、もう一度、向けてくれると嬉しいなと思います。さすがに、次に同じことは起きないと思うので。
で。まぁなんでこんなことになったって、ツイートもした通り単なる準備不足。
もちろん、1万人は想定してただろうけど、さらにそこに数千人乗るのは想定外だった、この日はベレーザも同じ時間に試合をしていてフロントスタッフも不足していた、現体制になって初の1万人超えだった、スタッフの数をかければそれだけコストがかさむ……ということはあるかと思います。ただ、それは全て、観戦に来てくれた人たちにはいっさい関係ないことですから。
自分自身は、もう15年近く前になるので時代は変わっていますが、学生時代はマリンスタジアムとフクダ電子アリーナのスタッフとして働いていて(ご存知、シミズサービスです)、常時1万5000~3万人弱の試合を運営スタッフとして経験していました。バイトの立場で最初は末端だけど、最後のほうは割と中枢に近いところも経験しました。
その経験から言うと、どう考えても1万人規模の来場者を捌くのにスタッフの数が少なすぎたと思いますし、それだけの来場者があるなら待機列がどの辺まで伸びて、どこまで伸びたらどう誘導するかなど、事前に想定するはず。そういう準備が、いっさいなされていないように感じました。
ヤンピョンさんのブログを読んで、途中で機転を利かせてビジターゲートに人を流すようにしたとのことで素晴らしい対応だと思います、ボランティアでそこまでやっているヤンピョンさんたちには感謝の想いでいっぱいですが、そんなことは運営者は事前に想定しておくべきことであって(仙台からやってくるであろう人たちは開門時間より前に集まり、ビジターゲートの待機列が先に切れるのは常識的に考えればわかること)。何より、1時間45分前開門ってのが遅すぎるってのもあると思います。
自分がマリンスタジアムで働いていて、場外の誘導を担当したときがありました。内野は一塁側、三塁側、2階席全体が自由席だったのですが、ゲートの入場待機列の長さ、場内の自由席の埋まり具合を常に場内の担当と確認しあいながら、一塁側、中央、三塁側のどのゲートに人を流すのか決めていました。マリーンズファン(一塁側)のお客さんであっても、一塁側の自由席がほぼ埋まったのであれば、一塁側のゲートには案内せず、中央か三塁側から入ってもらい、2階席に行ってもらうためにです。その場での判断はありますが、こういう状況になったらこう案内する、というのは当然事前に想定していました。特に、満員近くになるときなんかは。
ちなみに、自分が味スタに着いたのが、11時15分ごろ。
そのときは最初の関門となる検温のスタッフが一人で、検温だけで歩道橋のエレベーターあたりまで伸びてました。このあたりで、やべーなとは思っていました。
……とつらつらと書きましたが、昨日のことはクラブとしても重く受け止めているようなので、2度と繰り返さないように。ま、次に1万人以上集客するのはいつなんでしょうねー…ってのはありますが。
加藤弘堅完全復活
はい!ってことで試合のほうへ。
っても、ある意味この試合は全体的に良すぎて、逆に書くことはあまりないですね。良かったときの戦い方ができた、それに尽きると思います。
何より、3分で先制できたのが大きかった。これでチームとして自信を持ってプレーできるようになったのは明らか。特にDFラインから怖がらずに持ち出すことも縦パスを入れることもできたし、梶川や森田も怖がらずにボールを引き出すことができた。
仙台があまりヴェルディ対策として中央を固めたりせずにサイドにもどんどん出てきてくれたのもありますが、両サイドバックは前線でボールに絡み、勝負所ではドリブルで仕掛ける、ビルドアップの際は臨機応変にボランチの位置で受けるなどしていたように思います。
失点シーンは馬場が外国人FWに競り負ける形にはなりましたが、まぁそこは経験としましょう。
何よりこの試合で素晴らしかったのが、加藤弘堅。
山形戦では「どうしちゃったの?」ってくらいなプレーでしたが、この試合ではダイナミックなサイドチェンジはもちろん、安定した守備は健在。理仁とどっちがいいとは言えず、それぞれの個性を生かしながらできれば共存させていきたい、そう思わせるプレーっぷりでした。
後半は瑞希が左に回ったことで得意のドリブルがさく裂。ここ数試合は基本的にビハインドの展開で自分がどうにかしなきゃみたいな感じが強かったですが、この日は余裕を持ってプレーできていて、適宜周りを使いながらのドリブル。結果として、実質2アシスト(バイロンのは、森田が前で触ったかな)。
チーム全体して最後まで攻め続け、走り続け、見事な勝利となりました。
まとめ
結果として岡山も4位まで上がっていて、なかなかハードなゴールデンウィークですな。そんななか、最後に待ち受けるのが2位の新潟。去年の仕返し、してやりましょう。