コンドルとカモメのVoyage

【Result】本当にあと一歩か?~2019第28節vsモンテディオ山形(H)~

time 2019/08/19

【Result】本当にあと一歩か?~2019第28節vsモンテディオ山形(H)~

全ての試合において前の試合の課題が必ずクリアになるわけではないし、うまくいくこともあれば、また新たな課題が生まれることもある。そんなことは十分にわかってはいるんですけど、どうにもここ数試合、少しずつ前に進んでいるのかもしれないですけど、最後のところで同じ課題がクリアできていないから本当にもどかしい。シュートを打つのって、そんなに難しいですか?

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結果

=====東京V==山形====
(前半)  0 - 0
(後半)  0 - 0
=================
合計   0 - 0

●得点者
なし

スタメン


(68’)小池 純輝(out)→端戸 仁(in)
(86’)河野 広貴(out)→井上 潮音(in)
(89’)佐藤 優平(out)→澤井 直人(in)

 


(64’)ジェフェルソン バイアーノ(out)→髙木 彰人(in)
(75’)大槻 周平(out)→坂元 達裕(in)
(82’)半田 陸(out)→柳 貴博(in)

リベロ優平は永井サッカーのカギになるか

試合はほぼ90分間通してわかりやすい展開。ヴェルディがボールを持ち、モンテディオがカウンターを狙う。高くなったヴェルディのディフェンスラインに、そこで生まれたミスを突いてジェフェルソン・バイアーノが何度か抜け出すものの、上福元の攻守もあって決めきれず。ヴェルディはパスを回し、何度かシュートを打とうという姿勢は見せたものの結局90分間で枠内シュートゼロ。そりゃ点も入らないし、山形としては決めてりゃ勝ってたと言われる試合。ディフェンスのミスといっても、いわゆる京都戦のようなビルドアップのミスではなく、長いボールの処理のミス。この辺は永井サッカーだからとか関係ないので、頼むよ、と。

こんな栃木戦をちょっとマシにしたような結果になってしまうのであれば、いっそ愛媛や鹿児島戦みたく2点リード与えちゃえば、もしかしたら逆にスイッチが入ってまた乱打戦になってあわよくば勝ってたんじゃないかと思ったりしたのは内緒。まぁでも2点までね、3点はダメ。そんなことはさておき。

この試合の大きなポイントは、優平をアンカーに据えたこと。リスキーなプレーもありましたが、永井さんの言う「360度の視野」を持てているからこそ相手のプレスの逆を取って前を向いたりボールを運んだりできていたので、さすがだなと。もちろんボールを止める技術も申し分ない。本来、潮音もこれはうまいはずなんですけどね。

そういうとこよりも、守備時はこの試合に関しては4-4-2になっていたとはいえ、優平がガンガン前へプレッシャーをかけていくところが怖いなぁと思ったり。周りがちゃんと着いてくるならいいですけど、相変わらず暴走気味になるので。そういう意味での優平をリベロボランチで使うことのリスクはありましたけど、ボール保持という点では少なくともポジティブな効果はあったし、面白かったなと思います。特にこの試合の序盤は相手の1トップ2シャドーがそれなりに前からプレスにきた一方で両CHはそこまで高い位置を取っていなかったので、優平のとこでフリーで受けて前進、サイドへ展開はできていました。

ただそれが結局ゴールに結びつかないからなんともなのですが。

後半途中に純輝と河野を入れ替えて順足配置にしたのは縦への推進力やえぐってマイナスクロスを使いたかったのかなと思ってたけど、わりとすぐに純輝を端戸に代えたことで元に戻ってしまった感じはあったし。そもそも、理仁と河野、奈良輪と純輝という逆足を縦に並べるのも個人的にはあまりうーんというか。最後はレアンドロを左に出してさすがの動き出しをしてたけど、中央に入った端戸と後ろがまったくかみ合わず。ただでさえ頭も体も疲労がたまってくる中で、端戸が中央で機能しないのは痛い。やはりこのポジションでプレーできるのはレアンドロしかいないのか。

潮音や澤井、個人的には好きな選手ですけど、果たしてゴールを奪いにいくのに適切な選択だったのか。そもそもこの消耗がクソ激しい環境での試合で交代が少し遅かったんじゃないのか。

あと一歩……と言いたいところですが、決定機と言えるような場面を作って、そういう場面を作ったけどゴールに入らなかった…というところまできて「あと一歩」だと思うので、まだまだ「あと二、三歩」くらいなところにいる気がしますね。

まとめ

この6試合を戦ってみて感じるのは、「不安」なのかなって気がしますね。
本当にこのサッカーをやっていて勝てるチームになるのか。このサッカーを続けた先に、どういう完成形が待っているのか。

永井さんになって、ぼんやりと方向性が見えたのは良いことだと思います。ここまでほとんど再現性のある攻撃は見えてないけど、パターンを作るのはまだまだこれからだと言っているし、そう信じましょう。来週からはクレビーニョも試合出場可能になるし、瑞希にチャンスもやってくるでしょう。

次節は水戸。あそこでのアウェイゲームは、去年は虎の子の1点を守って勝ったものの、あまり良い印象がないのが正直なとこ。加えて、今節はあの京都に3-0で快勝してるという。厳しいゲームになることは間違いないですが、チームを信じて戦いましょう。

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