【2020振り返り】No.18新井瑞希

11試合かぁ、思ったより少なかったね。
今年はなかなか武器であるドリブルを発揮する機会が少なかったものの、26節アウェイ愛媛戦で初スタメン。そこでいきなり得点を記録し、相手がちょっとグダってたのもあったものの、試合を通して見事なプレーを披露。特に、これまで左サイドから中へのカットイン一択しかなかったものが、練習で左足を磨き、縦への選択肢が増えたことでプレーの幅が広がりました。

ただ……ここだけでした。
その次の栃木戦、磐田戦で途中出場するもあまり見せ場は作れず、その次のアウェイ山形戦はスタメン出場するもご存知の通りの完敗で、前半で交代。本人としてはせっかく調子が上がって見せ場を作れるようになってきたのと比例するように、チームの勢いが急降下。結局、40節のホーム長崎戦で久々にスタメン出場するも、ここでまた前半で交代。左サイドを主戦とするドリブラーとしての役割はルーキーの優安と被っていて、彼がチョイスされることも多く、まだ若いとはいえちょっと立場は厳しいものに。

個として持っているものは持っているし、自分の課題を見つけて上積みできたシーズンではあったと思う。ただ、それを練習でアピールできなかったのか、まだまだ足りないのか。サイドのポジションではルーキーの山下がチーム得点王となる活躍を見せたし、純輝は依然としてチーム随一のストライカー。ドリブルにさらに磨きをかけ、得点力も高めていかないとなかなか厳しいですよ。ふんわりかわいい風貌とキャラクターのぶん、闘志みたいなものが見えずらいけど、来季はそれをプレーの中でもっと見せてほしい。