2019/01/29
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貴重なレフティ。お疲れさまでした
正直、1月に加入が発表されたときの反応は「補強ポイントとちゃうやろ」って感じだったんじゃないですかね。何度も言ってきましたが、三竿の代役の補強が必要という状況のなか、中後や潮音ともポジションも役割も被るし、いったいどんなルートでやってきたのかわからんくらいの斜め上からの登場でびっくりしたもんですわ。まぁいつのまにかヴェルディはレフティがどんどんいなくなり、そういう意味では期待するところもありました。
それでも、やっぱり開幕戦でレギュラーをつかむっていうあたりはさすがベテランというか。同じく”よそ者”の純平と中盤の底でコンビを組み、ユース卒の甘々な選手たちに喝をいれてくれていたようで。開幕戦の勝利は、彼らの活躍があってこそのもんだと思います。
ただやはりもともと抱えていた負傷の影響もあってかなかなか90分もたず、戦術的な交代も含めて2~5節はすべて途中交代。中後が戻ってきた6節のアウェイ岡山戦でベンチメンバーとなると出場機会がなくなり、復帰は24節のアウェイ 清水戦。
まぁこの試合もそこまで良かったわけじゃなかったんですけどね。
自分のこの試合のレポ読み返すと、ボランチが前を向かないことにグチグチ言ってやんの(笑)
⇒http://condor-to-seagul.holy.jp/20160720-vsspulsea-result/
シーズン通して、というか潮音以外、このボランチが前を向いて局面を打開するっていうことが本当にできなかった。中後はまぁ細かくボールをもらい直しながらロングパスや縦パスを常に狙ってるんですがね。
この後、苦しい夏の時期にしばらく出場を続けたものの、34節のアウェイ 町田戦で前半で交代しシーズン終了。ポイントポイントではしっかりと戦ってはいましたが、シーズン通しての活躍はできませんでした。
とはいえ、特に上記の清水戦でも顕著だったのが守備面での貢献。中後があまりその辺を得意としていない一方で、最終ラインまで戻ることも、ここぞというときに前にプレスをかけにいくこともあり、そういった献身性はチームの助けになってました。
ただ、本来彼に期待してるのはそこじゃないんだよなぁ……っていう思いもね。精度の高い左足のパスやシュート。もともとは攻撃の選手だし、そういったところで良さを出し切れなかったのは残念でした。
今後に向けて
最終戦の翌日、引退が発表されました。
やはりケガに相当苦しんでいたようで、詳細なところは海江田さんマガジンを読めばわかりますが、最終節のときには階段の昇り降りもきついくらい両ヒザを痛めて手術を行い、最終節は病室で観ていたとのこと。
ヴェルディのために最後の1年を精一杯戦ってくれたことを感謝したいと思います。
本当にお疲れさまでした。
※画像はヴェルディ公式Facebookより