コンドルとカモメのVoyage

2013年の東京ヴェルディ~過去シーズン振り返り~

time 2022/02/06

2013年の東京ヴェルディ~過去シーズン振り返り~

三浦泰年氏が新監督に就任。クラブOBであり、北九州で実績を残した監督を連れてくるというのは、理にかなったことだと、あのときは思っていました。ただその一方で、高橋祥平、和田拓也という、J2降格後のヴェルディで着実に成長して柱になった生え抜きが移籍し、大卒1年目ですでに中心になっていた梶川諒太が湘南へ、J2屈指のストライカーとなった阿部拓馬もドイツへ移籍。

その代わりに、GK佐藤優也、CBにキム・ジョンピル、中盤に安田晃大、FWに常盤聡が監督に付いてくる形で北九州から加入。アビスパの下部組織育ちのレフティ鈴木惇も加わり、さらに中島翔哉、前田直輝、吉野恭平、安在和樹、楠美圭史、ポープ・ウィリアムと、プレミアリーグイーストで無敗優勝を果たした最強の世代が昇格。 福井諒司、石神直哉ら、そして高原直泰というJ2では頭一つも二つも抜けたストライカーも加入。大幅な入れ替わりはあったものの、 飯尾一慶、西紀寛、小池純輝、森勇介らもここで見ればこの年はベストに近いパフォーマンスを発揮しており、十分すぎるほどの戦力を擁した編成に。

また、発表当時は胸スポンサーは空いていたものの、後にGaGa MILANOがスポンサーとなり、2年目のATHLETAのユニフォームは独特で抜群にカッコイイデザイン。首回りが固めの生地を使っているために気にくいというのはあったものの、新監督、新戦力、ユニフォームと、新しい時代のスタートとも言えるシーズンだったと思います。

……が、さっそく焦げ臭さを感じたのは、キャンプでの出来事。韓国人DFのぺ・デウォンがTM中のラフプレーで相手に大怪我を負わせてしまい、その際の不適切な言動があったというヤスさんが、3月中はベンチ入りを自粛。チームも5戦勝ちなしのスタート。

とはいえ、この年の2強として君臨したガンバにアウェイでスコアレスドロー、ヴィッセルには国立で高原のロスタイム劇的ゴールで勝利。さらにホームガンバ戦では、2点を先制してイケイケムードながら、後半に遠藤保仁に美しいFKを叩き込まれるなど逆転を許し、さらに雷雨により試合中断。40分ほどの間を空けて再開し、後半ロスタイムに石神のゴールで追いつくなど、多くの人の記憶に残っているであろうゲームとなりました。上位には、十分に善戦してたんです。

ところか、簡単に中位・下位に負けるゲームもあり、結局シーズン通して3連勝は一度もなし。さらに、ヤスさんと選手の関係は到底良好なものでは言えず、鈴木惇もインタビューで「チームの雰囲気が悪かった」と明確に語っていたように思います。北九州では素直に指示に従う若手が多く成功したものの、ユース世代ではトップの実力を持つ若手や、実績がありすぎるクセの強いベテランとはとにかく相性が悪かった、というところでしょうか。ピッチ外でも、「チームの私物化」みたいな言葉も聞かれ、2012年に続き、選手の実力はありながら、マネジメントに失敗したシーズンとなりました。

順位は13位。ヴェルディ史上、最低順位を更新。

「あんたが来て、ヴェルディは今までで一番弱くなった」

…と、プレーオフの可能性も消滅したアウェイ水戸戦後に、団体さんから厳しい言葉をヤスさんに浴びせざるを得ない事態に。

夏の平日に行われたホーム京都戦、前半0-1ながらやはりいいところが何もなく、前半の途中に、この日はベンチスタートだった高原のチャントを歌う(高原を出せ、という意味で)など、それまでのヴェルディゴール裏になかったマイナスな雰囲気も出始めていました。

この年のベストゲームは上述のヴィッセル戦の一方、個人的に一番シンドかったゲームは、アウェイ愛媛戦かな。前半早々に2点を奪われ、何ひとついい所がなく、後半早々に高原が2枚目の警告で退場。その後に失点を重ね、90分間通して見どころゼロの0-4の敗戦。怒りの言葉すら出ない。

いつもさわやかな笑顔の団体の彼が、「チームがバラバラじゃないか、巻さん、なんとかしてくれよ」と、試合後に挨拶に来た選手たちに泣きじゃくりながら訴えていた姿を覚えています。

シーズン最終戦では、ヤスさんの処々の問題に声を上げるダンマクもあがり、もっともネガティブな状態で戦いを終えた1年となってしまいました。まさに、崩壊。その要因の一つがヤスさんにあるにせよ、サポーターもそれまでのシーズンで保っていた何かが切れたことで、どっぷりとJ2沼にハマっていくことになるのでした。

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