2019/01/29
ほんとね、想定外というか。
シーズン始まって数試合を見て、確かにスピードはある選手だっていうのはわかったけど、技術面での粗さがあったのは間違いないし、ずっとチーム練習に参加していながらこりゃ獲得をギリギリまで渋っていたのはなんとなくわかりました。
ところがどうだ、試合を経るごとに永井サッカーに適応していく。最初はシュート下手くそだなぁって思ってたのに、まぁ今でもうまいわけではないけど、結果としてコンスタントに得点を重ねてチームトップとなる8ゴールを記録。なんかジャストミートしてないシュートも相手GKの逆を突いてゴールに吸い込まれていったり、ゴールという星の下に生まれた子なのかもね。そんなんで累積警告で出場停止となった35節を除いて全試合に出場。充実したルーキーイヤーを過ごせたと思います。
特徴はとにかくスピード。長距離のランニングで置いてけぼりにできるし、短距離の加速度も抜群。細かい駆け引きをしなくても目の前の相手を多少のスペースがあればぶち抜けるのは山下の強み。あとはそのプレースタイルを支えるがごとく性格もちょっとヤンチャさがあって、なんというかヴェルディユースっぽさすらあり。竜士みたいね。ただ、警告はちょっと控えめにしましょう。
ほぼ全試合に出場したとはいえ、スタメンは16試合と以外と少なめ。スタメンで出場した試合でもけっこう結果を残しているので、来季は(もちろん残るよね)ワイドストライカーのファーストチョイスとして臨むシーズンになるでしょう。スピードは生かしつつ、相手ディフェンスとの駆け引きや、周囲をもっと広く見ること、また逆足のシュートやパスなどやるべきことは盛りだくさん。そういうものを身に付ければヴェルディのJ1昇格の大きな力になるだろうし、J1からも注目される選手になるでしょう。それも困りますがね。
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by 【2020振り返り】まとめ | コンドルとカモメのVoyage 2020年12月30日 8:02 AM