【2020ライバル雑感】ジュビロ磐田

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J1からの降格組は主力が抜けがち。今オフのジュビロは結果的に半数のメンバーが入れ替わっており、特に主力で言えばアダイウトン（→FC東京）、荒木大吾（→サンガ）、大南拓磨（→レイソル）あたりの移籍は痛い。アダイウトンなんかは前回のJ2でも無双してたので、J1昇格のために手っ取り早い強力外国人を失ったのは大きなダメージ。。

さらにカミンスキーはポーランドへ、高橋祥平（→ヴェルディ）、大久保嘉人（→ヴェルディ）、新里亮（→ガンバ、レンタル）、秋山陽介（→グランパスへレンタルバック）、田口泰士（→ジェフ）、中山仁斗（→ホーリーホック）と、自ら放出した選手もいるものの戦力ダウンは免れられないという状況。

一方で大森晃太郎（←FC東京）、大武峻（←アルビレックス）といった即戦力の他、石田崚真がレノファから、中野誠也がファジアーノからレンタルバック。そして東京オリンピックを目指すU-23日本代表の中心メンバーである小川航基も帰還したので、入れ替えが多かった割には最低限は保っているという印象。実績ある選手で穴は埋め、若手の成長も考慮して最終的にJ1復帰に値するチームになっている……といったところでしょうか。

昨シーズンは結果的に降格となったものの、途中から就任したフベロ監督のもとチームは着実に成長を見せてシーズン後半はとても降格するようなチームのサッカーではなかった。2015年にJ2で戦ったときはチームとしては決して完成してない中で外国人のパワーで無理やり昇格した感があったものの、フベロが継続して指揮を執る今年のチームはあのときとはおそらく違う感覚にあるはず。間違いなく、J1昇格の一番手のチームと言える。