コンドルとカモメのVoyage

【Result】弱い、弱すぎる~2019第34節vs柏レイソル(A)~

time 2019/09/29

【Result】弱い、弱すぎる~2019第34節vs柏レイソル(A)~

いったいどうしてこんなことになっちまったんだ。開幕前に描いていたのは、この3連戦は昇格に向けて非常に大切になるのは間違いない、お互い上位を争う中で、サッカー専用スタジアムで超絶熱い死闘を繰り広げることになるはず!……と。ところが現実は、首位を快走するレイソルと、中位以下をさまようヴェルディ。相手は上位を走りながらなお適格かつ強力な選手を夏に補強して中心選手を温存させ、うちはケガ人大量の満身創痍。そりゃ、こういう結果になりますよと。ある意味今シーズンもっとも楽しみにしていた一戦がこういう結果になり、ひたすら残念でたまりません。

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結果

=====柏==東京V====
(前半)  1 - 0
(後半)  2 - 0
=================
合計   3 - 0

●得点者
(30’)オルンガ(柏)1-0
(38’)オルンガ(柏)2-0
(80’)クリスティアーノ(柏)3-0

スタメン


(63’) 河野 広貴(out)→若狭 大志(in)
(63’) クレビーニョ(out)→平 智広(in)
(71’) 内田 達也(out)→李 栄直(in)


(75’)マテウス サヴィオ(out)→ジュニオール サントス(in)
(78’)オルンガ(out)→細谷 真大(in)

ただひたすら繰り返す

すでにケガ人が何人もいる中で、ジャイルトンと潮音も負傷?か何かで出場不可となったヴェルディ。これで7人(レアンドロ、ジャイルトン・パライバ、端戸仁、藤本寛也、佐藤優平、井上潮音、澤井直人)が戦線離脱。ベンチ入りした18名を除くと、残りのFPはヴァウメルソンと安在達弥しか残っていません。ベンチ入りのうち、ヨンジは最前線での起用や3バックへのシフトチェンジが想定されていたとはいえ5名がDFの選手。うーん。

前半はある程度ボールを持てていました。でも結局それだけ。ここ数試合、というより永井さんが監督になってからいつも通りのことです。「中を締めていれば怖くない」「ストライカーがいないので怖くない」とレイソルの選手たちが口を揃えて言うように、得点の気配がしたのは、前半20分、相手のクリアが中途半端になったところで河野が放ったボレーのみ。相手GKの中村航輔がヒヤっとするシーンは90分通してもほぼありませんでした。CF(フリーマン)に河野を置くというのはチームの狙いとしてはやりやすいんでしょうけど、最終的にゴールを奪うという点においていかがなものか。

そしていつも通りCKから失点。オルンガが高すぎた、って言われてもね。上福元の判断ミス。出たら触らないとダメ、ってのは言うまでもありません。まぁステイしててもあの位置からの強さのヘッドを放たれたら止めるのは難しいとは思いますがね。

2点目は久々に流れの中から。最終的にオルンガの足の長さがハンパじゃなかったってことなんでしょうけど、果たしてそれで済ませていいのか。
クリスティアーノからのサイドチェンジは素晴らしかった。でもこの時点で、オルンガのところには純輝とクレビーニョがついていた。

でもその数秒後にはオルンガがフリーでペナ内へ。近藤が気付いて外へポジションを修正しかけたところ、瀬川からダイレクトでクロス。

近藤の動きのベクトルは外に向かってるので、クロスに対してはボールを待つ形になり、逆に中へ入ってきたオルンガと入れ替わる形で先に触られてしまってゴール。

御覧の通り、スタート時点ではオルンガと同位置にいた純輝とクレビーニョは遠く離れた位置から呆然と見送ってるのみ。オルンガがすごい、それは確か。でも2人のどちらかがオルンガに付いていれば近藤は中央のスペースを埋めてクリアできていたはず。

よく奈良輪が逆サイドからのクロスにギリギリのところでクリアすることがありますけど、彼はこういうところで絶対にサボったりしない。本人は危機察知能力と言ってるけど、別に特別なことをしているのではなく、やるべきことを気を抜かずにやっているからこそ生まれるスーパークリアだと思いますよ。

首位チームの、いまリーグの中で最も危険なCFに対してこのような甘い対応してたらそりゃやられますって。これを札束に殴られたとか言ってるようじゃ成長はありませんよ。

後半、河野が負傷したのを機に平、若狭を投入して3バックへ。リードされてるのにCB2枚投入かよ!…って声もわかりますが、そもそも選択肢がないので。前線を5トップ気味にすること、セットプレーで高さが生まれることを考えたら別に守備的な交代ではなく攻撃的なものだと自分は思いますけどね。

さらにその後はヨンジをCFへ。正直もう永井監督が求めるフリーマンのようなプレーができる選手じゃないし、彼に期待したい気持ちはわかりますが、カン・スイルの立場よ。

CKのカウンターからクリスティアーノに決められてTHE END。これはしょうがないところはあります。ただこれ以外のカウンターを受けるシーンは、「攻撃しながら奪われたときのことを考慮する」というのを考えたポジショニングではないのが原因。奪い返すための「5.5」を掲げていますが、そもそもポジショニングが悪ければ頑張ったって奪い返しになんていけないし、80%のボール支配なんて夢のまた夢。質の低い攻撃がそのまま質の低い守備につながっている印象です。

ゴールを欲していながら後半は何本シュートを打てましたか?
1本ですか。もう見飽きた数字です。

まとめ

すべてにおいて完敗。大宮戦もそうでしたが、相手は交代枠を1枚残し。レイソルも、1枚を替え、もう一枚は終了間際にオルンガに替えて高校生の細谷を入れたのみ。そもそもスタメンからして、累積リーチのボランチ・ヒシャルジソンを次の上位・横浜戦に向けて温存されてたり、完全になめられている感じ。まぁしょうがないですけど。

永井さんになってもう2ヶ月です。「まだまだ崩し切る力がない」という言葉も聞き飽きました。いったいいつその力はついてくるんでしょうか。

俺らはチームの勝利を信じてサポートするしかできません。今はこんだけいろんな感情がわいてますが、また来週は同じように駒沢に足を運び、ゴール裏で必死に声を出していることでしょう。頼みますよ。

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