2019/01/29
そりゃさ、「この大事な試合で負けやがって!しかも大敗かよ!」って気持ちはありますよ。試合終了後だって思ってますよ。でもその気持ちをブーイングじゃなく、伝わってるかわからないけど「これで終わりじゃないよな?もっと俺らは戦えるよな?下向いてないで前向こうぜ!」って思いの丈を叫んで、手を叩いて、必死に気持ちを伝えようとすることが「甘い」ってことなんですかね?ブーイングして勝てるなら負け試合は全部しますよ、って話で。
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結果
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2017明治安田生命J2リーグ第34節
名古屋グランパス vs 東京ヴェルディ
2017年9月24日(日)
パロマ瑞穂スタジアム
17:03キックオフ
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=====名古屋=東京V======
(前半) 2 - 0
(後半) 2 - 1
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合計 4 - 1
●得点者
17分 ワシントン(名古屋) 1-0
23分 田口 泰士(名古屋) 2-0
55分 ドウグラス ヴィエイラ(東京V) 2-1
76分 小林 裕紀(名古屋) 3-1
85分 和泉 竜司(名古屋) 4-1
スタメン
69分 梶川 諒太 → 橋本 英郎
72分 カルロス マルティネス → 高木 大輔
60分 玉田 圭司 → 秋山 陽介
68分 佐藤 寿人 → 永井 龍
90’+2分 ガブリエル シャビエル → 杉森 考起
●プレビューはこちら
納得しがたい幸輝のSB起用
いまのヴェルディの攻撃の肝は、幸輝だと思っていますし、多くはそう思ってるじゃないでしょうか。彼のプレースタイルはもちろん、ここ数試合の鬼の形相で右サイドでアップダウンを繰り返す様はチームに勢いを与えていると思っています。
この試合、アンカズがやはり負傷の影響でお休み。
代わりに幸輝が右SBでスタートし、あまりうまくいってなかったので開始7分で田村と左右を入れ替えてました。
代わりに右WGに入ったのがカルロス。この試合、彼自身の出来はそこまで悪くなかったように思います。やや安易にボールロストする場面が何度かあったものの、中央に入り込んでボールを受けてSBの攻撃参加を促すという狙いがあったんじゃないでしょうか。そういう意味で役割としてはよくこなしていたし、後半の流れに乗った時間帯では珍しく(?)積極的なランニングでボールを呼び込んでいました。
・・・が、当然ながらカルロスの苦手とするプレッシングでのポジショニングが悪く、右サイドを割られることも。何より、幸輝とタイプがあまりに違いすぎて周りが順応できていなかったようにも見えました。練習はしてきたはずなんですけどね。
これで0-0の展開が続いてたならまだこのままでも良かったと思います。でも結果的にはCKで2失点。ゴールを奪いにいかなきゃいけないという展開のなかで、今のヴェルディのなかで最も鋭い刀をSBの位置におき、単純に攻撃に関与する回数を減らしてしまうのはいったいどういうことなのか。刀を鞘にしまったまま戦っている、そんな気がしました。
当然、そうなると左SBに林を入れなくちゃいけないし、彼がそれこそ強烈な名古屋の攻撃に耐えられるかは不安。それに後半は息を吹き返し、1点を返してそのまま同点にいける空気も十分すぎるほどあったのであえて代える必要もなかったのもわかります。
でもやっぱり、自分たちのストロングポイントを自ら失ったまま負けていったように見えて残念でした。
まとめ
単なるパスでも強くしっかり蹴って、しっかり止める。苦しくなってもとにかく細かく動いてコースを作ってちょこんと浮かしてかいくぐる。チャンスとあらばボランチもなりふり構わず前線に顔を出す。
本当にグランパスの選手との技術の差を感じて、それがそのままスコアに反映されてしまいました。でもじゃあ勝てない相手かといったらそれは違って、上述のとおりあの流れで追い付けていたら全く別のゲームになったと思います。それをものにする強さが、今のうちにはなかったということです。
あと8試合。月ごとに波はあるけど、逆に言えば、良い波は必ずやもう一度やってくる可能性を秘めているということ。諦める?ふざけんな。1つでも多く勝って、1つでも上を目指す。たとえ昇格に手がかからなくても、来季それを目指すために少しでも積み上げる。
こんなんじゃ、終われないですよ。