【2020ライバル雑感】ツエーゲン金沢

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2016年に21位だった以外は、J3降格が近づくこともなければ本格的に昇格が見えてくることもないこの5シーズン。そろそろ1桁順位も目指したい、というところではないでしょうか。

とはいえなかなか強力な戦力を手に入れるのも難しく、今オフは守備の要だった山本義道がマリノスへ移籍、10番を背負っていた垣田裕暉もレンタルバックからのヴォルティスへ移籍、加藤大樹がモンテディオへ、沼田圭悟が琉球へ、小島雅也もレンタルバックからのザスパクサツへ移籍。昨シーズン終盤の両サイドバックが抜けており、DFラインは構築し直しとなりそう。

新加入選手で注目なのは、松本山雅からレンタル移籍の下川陽太。2017年は特別指定ながら松本の左サイドで欠かせない戦力となっていたものの、翌年はあまり出場機会を得られず。昨季は愛媛で37試合に出場しており、間違いなくJ2では主力レベルの選手。昨年の夏には毛利駿也が湘南へ移籍し、沼田、小島が抜けたサイドバックの穴を埋める存在として期待されます。

その他は確実に主力になれそうな補強はなかったものの、大卒3人、高卒2人、ユースから昇格1人と6人の若手にも間違いなくチャンスは回ってくるはず。特に近年、Jリーグへ多数の選手を送り込んでいる興国の高安孝幸、田路耀介の2人は楽しみです。