2019/01/29
ホッとした、そんな勝利だったんじゃないでしょうか。当たり前のことを当たり前のことをやれば勝てる。まぁ最後のピンチこそあったんですが、試合全体を通して、安心して見ていられた気はしますね。1点しか取ってないけど。
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結果
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2016明治安田生命J2リーグ第26節
東京ヴェルディ vs ロアッソ熊本
2016年7月31日(日)
味の素スタジアム
18:03キックオフ
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————東京V—熊本———
(前半) 0 - 0
(後半) 1 - 0
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合計 1 - 0
●得点者
78分 高木 善朗(東京V) 1-0
ハイライト
https://www.youtube.com/watch?v=581ZZZBJJ6g
スタメン
二川が消えた、嬉しい兆し
もしこの試合のターニングポイントがあるのならば。
序盤に善朗がドリブルからシュートに持ち込んだシーンだと、俺は思っています。何のことはないプレー。チームの攻撃の中心である背番号10がちょっとドリブルでゴールに迫り、シュートは大きく枠を外れている。ただこのシーンをみたときに、「今日はいける!」って根拠のない自信のようなものを感じていました。少なくとも、今日の善朗は大丈夫だろうと。
群馬戦では結果的に1ゴール奪ったものの、ほんの一瞬見せた後ろ向きなプレーがミスとなり、ゲームプランを大きく崩壊させる要因となってしまいました。前を向けるなら向けばいい、善朗にはその技術も決断力もある、そこからゴールへ結びつける力もある。
だから、今日の善朗はしっかりとゴールに向かっているというのがわかったこのプレーは、チーム全体の矢印を真っ直ぐに向けることになったんじゃないかと思います。
北脇が前から追っかけまわし、澤井は右サイドでディフェンスラインの裏をガンガン狙って走り続け、決定機も作っている。そんな元気な前線の中で二川が取り残されていたような気がするのは、決してマイナスなことではないと思います。加入以来ここまで、攻守にわたってチームのすべてを担うようなプレーをしてきた二川が、極端な話、やることがなかった。それくらい前線の運動量、積極性、サイドバックの攻撃参加、ボランチのサポート、少なくとも攻撃面では今季最も良い状態でやれていたのではないでしょうか。
太腿を痛めて前半で交代となったようでしたが、この感じならその負傷がなくても早々とベンチに退いていたんじゃないかと思います。
アランの復活、竜士の意地
北脇が交代する際に贈られた温かい拍手。
きっと竜士にも出場機会がなかった大輔にも火が付いたことでしょうね。正直、誰が彼のスタメンを予想していたか。海江田さんだって予想してなかったようですし。
相手は嫌だったでしょうね。
警戒していたゲームメーカーが早々と退いたと思ったらブラジル人が出てきて、ガンガンドリブルで突っかけてくるわ、強引にキープするわ。荒っぽく力づくでボールを奪いにくるうっとおしいFWが退いたと思ったら、同じくらい走り回るちっこいやつが出てくるんだから。
でまぁ得点のシーン。
これ、難しいことは何もしていない。アランがシンプルに中に持ち込んだところを、左から竜士、逆サイドに善朗、後方から斜めに澤井が全速力で走りこんでくる。前半に善朗が入れた攻撃のスイッチの勢いそのままに前線の4人が攻撃に絡むことで相手のディフェンスは釘づけになり、アランがシュートを放つことができた。
チャンスと見れば自分のところへボールが来ると信じて走りこむ、前線の選手がみな当たり前のことをした結果が生まれたゴールでした。
北九州で復帰したときはボールタッチが不安定だったアランがここにきてしっかりとボールを持てるようになったし、竜士もゴールまであと一歩のところまできた。大輔だって黙っちゃいられない。一時はケガ人もいてFWがいないような状況だったのが、いつの間にやら誰が出るのか楽しみな状況になってきているのはシーズン後半に楽しみなところ。もちろん、ドウグラスだっているからね。
まとめ
ヒヤヒヤするシーンは多々ありながらも、やることやりゃ勝てるってのはこの試合でも十分すぎるほどわかった。だからこそ、やることをやれない試合を目にす・るとよりガックシくるんですよ。次は苦手、鬼門の京都。相手は上位。大好物じゃないか。
おまけ
個人的には、仕事でお付き合いのある潮崎さん、小橋さんがヴェルディの試合に来るってのはなんか不思議な感覚ですね。潮崎さんは初めてのサッカー観戦だったってことで、ノアと同じ緑のヴェルディを好きになってくれたかな?