2019/01/29
昨年の関西学生リーグMVPの看板を引っ提げて加入、凌我の27番を継いだことからも大きな期待をかけられたルーキー。
序盤は昨年のインカレで追った負傷により出遅れたものの、6節のホーム熊本戦でベンチ入り、さっそくデビュー。ミッドウィークの9節ホーム秋田戦では初スタメン、14節の大雨のアウェイ長崎戦では初ゴール。その後は、もともと層の厚くない若手ばかりのFW陣ということもあり、コンスタントに出場を重ねて30試合に出場。シーズン終盤はほぼベンチスタートだったものの、プレーオフ2試合ではスタメンとして昇格がかかる大一番を経験しました。
結果として3ゴールは期待値の高さからするとやや寂しい数字ではあるものの、献身的なプレスと、身長は高くないものの体が強く、空中戦も屈強なCBを相手にしてもそう簡単に競り負けないゴリゴリさで存在感を発揮。トータルバランスに優れたストライカーであり、来季はもっと数字を伸ばしたいところ。
なんでも安定してできるが故に、降りてゲームメイクに加わる染野と役割がかぶって相性がそこまで良くはない印象は最初はあったけど、終盤にはお互いを理解したのか、降りるよりは裏抜けをより意識してゴール前でのプレーの割合を増やすことで好循環が生まれた気がします。アウェイ山口戦のように、ニアで相手DFを引っ張ることでその後ろに入ってくるFWやサイドバックを生かすようなFWの基本的なプレーもしっかりとできるタイプ。
来季のFWはレンタル継続が決まった染野が軸になりつつ、関西学院大時代に2トップを組んだ木村勇大やルーキーの古川、白井、そこに河村と、例年にない若い顔ぶれになる(佐川はレンタルかな…。外国人くるかな…)。昇格を担った一人として、来季は攻撃の軸として、さらに得点を伸ばしていってほしい。