【2018振り返り】No.5 DF 平智広

まだまだ成長できる貴重な左利きセンターバック

シーズン序盤はケガで出遅れたものの、9節のアウェイ熊本戦で復帰。今年初めて3バックでスタートしたのがこの試合であり、3バック、4バックの切り替えが可能なのは左利きの平がいるからこそ、と言っても過言ではありません。

シーズン中盤に再び4バックがベースになると畠中の控えに回ることも増えましたが、彼の移籍以降は井林のパートナー、3バックの左、ときに中央として29節以降はフル出場。畠中の穴を埋めた…というのも何か違う気がしますが、少なくとも守備面ではまったく移籍の影響を受けることはありませんでした。

一方でビルドアップの面では、井林とともにまだまだ改善の余地はあり。この数年ですごくこうチャレンジしている感はあるのですが、もう一段上にいってほしいというか。結局のとこ、相手のヴェルディ攻略法の一つとして平、井林にボールを持たせるのはOKというのが定着してきた感じもありましたし。井林に比べると、ロングフィードも何かあまりないというか。

守備面では安心して見られるようになったしセットプレーの得点力もあるのだから、新監督のもので攻撃面でもっと関与できるようになれば面白いですね。左利きという、どう努力しても他の選手が身に付かない特徴を持っているのだから、それをもっと生かせるようになってくれれば。