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2023シーズン東京ヴェルディのスカッドが完成。ずば抜けた選手は不在もバランス良好

time 2023/01/15

2023シーズン東京ヴェルディのスカッドが完成。ずば抜けた選手は不在もバランス良好

てことでメンバーも揃ったので、ポジションごとに見ていきましょう。

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GK

1マテウス
21長沢祐弥
31佐藤久弥
41飯田雅浩

マテウスが残留したことで、ここはほぼ言うことはない。去年の感じだと長沢、久弥とは実力差が一段あるような感じではあるものの、開幕からマテウスがいけるのであれば問題なかろう。もちろん大学No.1である飯田の加入も頼もしく、いきなりベンチ入りも?

CB

3谷口栄斗
5平智広
15千田海人
16山越康平
13林尚輝

ボニが抜けた代わりに千田が加入しトントン。平と山越の安定感、さらにJ1で多少の経験もある林と、トータルの層の厚さは去年よりは上積み。綱島や弘堅、あるいは深澤や宮原もプレー可能であることを考えれば、ここも心配はなかろう。懸念があるとしたら、ボニのように強い気持ちでゴリゴリ引っ張っていける力はちょっと落ちたところ。

SB

6宮原和也
2深澤大輝
26加藤蓮
24奈良輪雄太
38アルハン

基本的には宮原と深澤が右、蓮と奈良輪が左という計算。アルハンはいちおうここに置いたけど、ちょっとまだ厳しいか。J1を戦ってきて、まだ年齢的にも十分上積みの可能性がある宮原を獲得できたのは、今オフ最大の収穫。アルハン以外は全員右利きであり、左利きがいない物足りなさはあるものの、左右両方でプレ可能なのは強みでもあると。枚数的にはやや薄いけど、ここも高さやガッツリ守備を固めたいときは山越と谷口をスライドできるというのもポイント。

CH

7森田晃樹
8齋藤功佑
25稲見哲行
23綱島悠斗
17加藤弘堅
34西谷亮

森田の残留かつコロ助の加入により、馬場が抜けたことを感じさせないスケールアップをはたし激戦区に。実力で言えば2人のどちらかしかピッチに立てないというのはもったいなく、昨シーズン終盤の試合後半のように、森田を左サイドに出すという手も。綱島はルーキーとはいえ開幕スタメンを任せられるポテンシャルがあり、昨年は怪我で出遅れた稲見も今シーズンは頭からいけるはず。この中で西谷が抜けていくというのはちょっと考えにくく、状況によっては夏にレンタルの可能性も。

SH

11バスケス・バイロン
19小池純輝
28楠大樹
33橋本陸斗
9杉本竜士
4梶川諒太
20北島祐二

人数がいる割に、バイロン以外は、去年の新井瑞希がいたときや他のポジションと比べると一段物足りない感じも。竜士、梶川も実績はあるがノビシロの面では天井が見えている。上述のように、森田や河村がここに割って入る可能性も。北島がどれほどやれる存在なのか。まだ若く、バリバリにやれるかは未知数。ただ、右サイドで縦にテクニックでいける楠は面白い存在。また陸斗も左利きで縦に行けるという特徴を生かしたい。

FW

14マリオ・エンゲルス
29河村慶人
11阪野豊史
30佐川洸介
27山田剛綺

凌我が抜けたぶんを考えるとスケールダウンは否めない。というより、ルーキー2人と日本初上陸のマリオは、海外での実績はあるはいえ未知数と言わざるをえない。そういう意味では、10試合ちょっとで3得点とさすがの決定力を見せた阪野は、まだ32歳であり、個人的にはもっとも期待している存在。所属チームが弱かったJ1時代を除き、ほぼ毎年2ケタ近くのゴールを奪ってきた実力をシーズンスタートから発揮できれば、凌我の穴は十分埋まる。関西学生MVPの剛綺が怪我で出遅れてるのは不安材料だが、昨年1年の成長スピードでは群を抜いていた河村がさらに昇っていければ楽しみ。巨漢の佐川はロマンあふれる存在。

まとめ

ボニ、馬場、凌我、染野とセンターラインがごっそり抜けたところから考えるとそもそもマイナススタートなオフシーズンだったけど、終わってみれば、それなりにうまく整えたなと。江尻さん、そして城福さんの見事な仕事っぷりだったとは思う。

とはいえ、では絶対的な上積みができたかと言えばそんなことはなく。トントンと言わざるを得ないでしょう。まだ実績があって計算が立ち、そこに上積みの可能性も存分にある千田やコロ助は良しとしても、2年連続2ケタを記録したストライカーのぶんを、蓋を開けてみないとわからない(かつチームへの合流が遅れている)外国人と、大学生ルーキーに期待せざるを得ない状況というのは確実なプラスとは言えないわけで。

「明らかな戦力の上積みはないけど、期待の若手●●が伸びればなんやで今年はいけそう!」という2月の期待から結局中位フィニッシュというのを、かれこれ2019年あたりからもう4シーズンは続いているわけで、今シーズンもそれを脱することができたとは到底言えないのが正直なところ。まぁね、2018年のあの大補強でも6位だったというのはあるけど、あの年は幸輝の抜けた穴があまりに大きすぎたというのはあって。

とはいえ、もちろん毎年のごとく期待はしています。戦力を数値化したときの見た目は例年と変わらないとしても、その質、中身、クラブとしての狙いは変わってきているのはわかるので。

どんな開幕スタメンになるのか、楽しみです。

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