2019/01/29
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結果
====東京V==栃木====
(前半) 0 - 1
(後半) 2 - 0
合計 2 - 1
●得点者
(16’)端畑 潤基(栃木) 0-1
(58’)山下 諒也(東京V) 1-1
(63’)オウンゴール(東京V) 2-1
(66’)山下 諒也(out)→ジャイルトン パライバ(in)
(73’)佐藤 優平(out)→梶川 諒太(in)
(73’)端戸 仁(out)→佐藤 凌我(in)
(85’)山口 竜弥(out)→山本 理仁(in)
(85’)小池 純輝(out)→持井 響太(in)
(59’)畑 潤基(out)→吉田 将也(in)
(66’)西谷 優希(out)→松本 凪生(in)
(66’)ジュニーニョ(out)→上田 康太(in)
(66’)菊池 大介(out)→面矢 行斗(in)
(85’)佐藤 祥(out)→小野寺 健也(in)
見事な修正力で勝利を手繰り寄せる
前半に自陣でのビルドアップのミスから奪われ繋がれ失点。相手のシュートは見事でした。ただ、そもそもGKでマテウスらのパスも中途半端ならその後の対応も後手後手。こういう失点は減らしたいですね。マテウスの狙いもわかるけど、ちょいとそれは相手も狙っていて、賭けに近いし、そこで大きな利益を得られるわけではないんでね。
前半はここ数試合のような試合はまったくできませんでした。まぁ何度か左サイドのオムの突破を起点にチャンスはつくってましたが、やや単発。ただ、前半からボールを動かす中で「相手の息遣いがすごく聞こえて」という、コーケンのなんとも生々しいリアルなコメント。ピッチたちの選手は、「後半いけるぞ」って思って戦えていたのでしょう。これはこの連勝の中で得られていた自信というところ。
後半は大きく2つを変更。一つは純輝を右に、山下を左にと入れ替え。もう一つは、ビルドアップの際に右で幅を取るような立ち位置をとっていた福村を、ボランチの位置へ移動。
この2つが見事にハマる。
チーム事情とはいえレフティの福村を右に配置することで、CBや中盤からのパスをダイレクトで裏へ蹴り込めるという利点があります。山下にそこを突いてほしいという狙いだったのでしょうが、思った以上に相手のSBが出てこないため裏に走れず、サイドに出たとこで潰されていました。
もう一つは、ジュニーニョがコーケンにマンマークにつくことでほぼ消されていたこと。それにより中盤を経由したボールの前進ができていなかったですが、福村のところでボールを受けられるようになり、前に運べるようになりました。
もともと左サイドでは井出が比較的前を向いてボールを持ててはいたので、そこで山下とオムと2本の矢がグイグイ突くことでサイドを完全に制圧。山下があわやPKか(VARあったらPKだったなぁ)というシーンでは、フェイントをほぼ使わずにちょんとボール前に出して走るだけでサイドをえぐれてましたね。
このあたりは、相手の右SBの大島も去年からSBやってるけど本来はレイソルユース育ちのFWの選手だし、左の菊池大介ももともとは湘南の10番。守備はそれなり、って感じなんですよね。
58分、コーケンのスルーパスを福村がスルーして純輝へ、逆ワイドの山下へのグラウンダークロスからゲット。完璧ですね。永井ヴェルディにおいてもっとも理想的なゴール。ただこのシーンにおいても、ビルドアップの形を少し変えたこと、そして相手の疲労もあってかコーケンがゆったりと前向いてボール持ててましたからね。
相手左SBの菊池も体が完全に外側向いてましたから、その瞬間に彼の背中の方向へスルーパス。すばらしい。
その5分後に、今度は左ワイドで受けた山下からインナーラップしたオムがスピードに乗り、低くて速いクロスを相手が処理できずオウンゴール。左利きでグイグイ縦に行ける、ちょっと昔ながらではあるけどヴェルディにはここ数年いなかったサイドバックですね、オムは。
66分に山下→パライバに交代。
うーん。まぁ山下もやっと勢いに乗ったとこだったし、おそらく怪我の影響もあるんかなぁと。ただ、ここでパライバくるんだったらエグいこと極まりないと思ってたら、パライバさんは不調。3度ほど、前がかりになった相手に対するカウンターでフリーでボールを持ち、かつ味方もしっかりサポートしてもはやなんでもできる選択肢もある中、ゴールに結びつけることができず。判断も、ボールコントロールも微妙で、調子よくないんかなぁと。もし追いつかれでもしてたら、マジで恨んでましたよ。
まとめ
先制はされはしたものの、全然問題ない、大丈夫という雰囲気は選手たちもだしサポも感じていたような気はします。それは連勝中で得た自信でもあり、いつもよりは多く集まった観衆が作り出すスタジアムの雰囲気もあったと思います。
昨日は少しゴール裏の中心から離れたところからの観戦でしたが、ヴェルディの攻撃の流れに乗る感じでみんなが手やハリセンをたたくことでしっかりと後押ししていたように感じました。
さて、ここからアウェイロード8連戦。
まだ1度も勝ったことない、アルウィン。
いろんな障壁とかジンクスを乗り越えてきたロティーナでさえも壊すことができなかった壁を、ついに永井さんが壊すのか。楽しみです。