2019/01/29
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スタッツ
出場:40試合(先発34試合) 3414分
得点:3
アシスト:7
今シーズンのMVP
プロ4年目の今年は、過去最高のパフォーマンスを発揮し、今シーズンのチームMVPと言っても過言ではないでしょう。
負傷により開幕2試合を欠場した後は全試合に出場。あれだけ消耗の激しいサイドのポジションでありながらほぼフル出場を続け、90分走り抜く脅威のスタミナで、その姿は最終節の徳島戦での全国放送でも披露しました。あぁ、見つかっちゃったかな。
2014年シーズンもルーキーながら41試合に出場しましたが、2015(35試合)、2016(34試合)は一時的に調子を崩したというか壁にぶち当たったりしてやや出場試合数は減少。しかし今シーズンはそういった波もなく、一つの壁をぶち破ったと言っていいんじゃないでしょうか。
基本的には右WB・右SBでシーズンをスタートしながら、一列前の右WGだったり、シーズン中盤からは左WB、最終的には左WGに定着。一時的に左SBも経験。これだけいろいろなポジションやってますが、いわゆる器用貧乏というわけではなく、彼をどこに配置するかでチームとしての攻撃の形が決まるようなまさに「戦術兵器」。
それは数字にもしっかりと表れており、クロス数はリーグ3位、ドリブル数はリーグ2位(ともにフットボールラボより。DAZNでは1位と言っていたときもあったような)。過去のシーズンでは、サイドはえぐるんだけどなかなかゴールに結びつかないなぁ・・・ってこともありましたが、3つのゴールに7つのアシストを記録。幸輝のところからゴールが生まれる、そんな雰囲気をずっと維持しており、J2 No.1のサイドアタッカーと言っても過言ではないと思える存在となりました。課題があるとすれば、まだまだ左足の精度が高くないのと(長崎戦のは素晴らしいシュートでしたが)、シュートを強振して盛大にフカすことが多いところじゃないでしょうか。この点がさらに伸びれば、手の付けられない選手になる予感がします。
あと地味に良かったのが、今シーズンは警告がゼロ。
ヘロヘロになりながら抜かれて引っかけてファール・・・というシーンは皆無。ロティーナの指導によりチームとしてポジションを守る守備で余計なファールが減った成果が当然幸輝のスタッツにも表れています。
来シーズンに向けて
残るでしょ?ねぇ残るでしょ?
今シーズンはプレーはもちろんですけど、ものすごい気迫をまとってプレーしており、その気持ちにどれだけのサポーターが心を動かされたか。言い方は良くないですけど、大輔も彼と同じように強い気持ちを持って人の心を動かす姿を見せてくれてますが、残念ながら今シーズンはプレーで結果を出す事があまりできなかった。
チームとして調子が上がらず、絶望のような試合を経験をしたときになんとか踏ん張れたのは、幸輝の気迫あふれるプレーで、これを続けていれば光はいずれ見えてくると信じることができたからだとも思います。
昨シーズンオフに松本からオファーがあったように、今オフも少なからずオファーはあるでしょう。いやぁ難しいところですよ。彼ほどの選手をJ2で留めておいていいのか、J1のクラブで花を咲かせてやりたいなとも思いますから。小林祐希や中島翔哉が海外で活躍し、年下の三竿も鹿島に行ったことで、ついにA代表に入ったわけですからね。
それでも、やっぱり来シーズンも一緒に戦いたい。
ロティーナ体制の2年目、一緒に楽しみたい。
コメント
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by 【2018退団】DF 安西幸輝(→鹿島アントラーズ) | コンドルとカモメのVoyage 2017年12月27日 9:41 PM