2019/01/29
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スタッツ
出場:10試合(先発10試合) 856分
得点:0
アシスト:0
想定外の出番のなさはチームとしてのプラス
昨シーズンオフの補強の目玉と言えるのが、この永田充でした。ケガがちだったとはいえ、J1の強豪レッズに所属していた元日本代表プレーヤーとなれば、高原以来の割と”大物”であったといます。
プレシーズンでは井林と3バックの真ん中を争っていましたが、開幕すると永田が中央、井林が右の形で定着。5連勝を達成した好調の要因となる安定した守備を形成していたし、相手のプレッシャーを恐れないビルドアップ、高精度のロングフィードでチャンスを演出したりと抜群の存在感を放っていました。
ところが、岡山戦で負傷交代。あぁ、やっぱりきたか・・・と。
その間に畠中が成長を見せ、永田は復帰後もベンチ外の日々。7月の3試合こそスタメンで出たものの、チームとしての調子が上がらず、4バックに変更したことでベンチ外へと追いやられてしまいました。終わってみると、最後の出場は7/22の讃岐戦。彼が出場した試合の最後の勝利は件のアウェイ岡山戦と、なかなか寂しい結果となりました。
とはいえこれはチームにとっては別にネガティブなことではまったくないでしょう。力のあるベテランセンターバックがベンチに控えていられるくらい、平、井林、畠中の3人が安定したプレーを見せた。あれだけ危惧されていたディフェンスラインが、ある意味どのポジションよりも層のあるポジションになったんですから。永田個人としてはさておき、チームとしては嬉しい悩みでしょう。で、もし急遽出場となっても、きっと永田なら問題なくやりきってくれると思いますから。
シーズン中は、”流れ”みたいなものあって簡単にセンターバックを入れ替えることはできなかったと思いますが、オフにはそれがいったん切れます。来年の開幕のピッチで再び永田がポジションを掴む可能性はあるだろうし、そうして競争していけばより強固なディフェンスラインが形成されるはず。井林の来季残留が決まったいま、永田も残るなら少なくとも来シーズン大崩れすることはないんじゃないか、という期待が持てます。
来シーズンに向けて
永田も当然試合に出たくてヴェルディに来たわけで、今年のあの状況は悔しかったはず。より試合に出れるチームへという動きがあってもおかしくないと思いますが、永田が他のセンターバックたちより劣っているなんてことは全くないし、そんな逃げみたいな移籍はしないでしょ。
より堅守なヴェルディを一緒に作っていきましょ。