【2017振り返り】No.30 MF 高木純平

スタッツ

出場：3試合（先発0試合）　49分
得点：0
アシスト：0

現役引退は意外でした

新加入だった昨年は主にボランチで出場し、船山とともにチームに安定をもたらすベテランとして活躍していましたが、今年はプレシーズンから完全にサイドに固定。彼の走力を生かすには正しい選択だと思っていましたし、特に大きなケガもなくシーズンインして序盤からベンチ入りしたのですが、いかんせんサイドにはWアンザイ、大輔、田村に加え、左なら林が伸びていているという状況。

スタメン出場はなく、わずか3試合の途中出場(天皇杯はスタメンで70分出場）のみと寂しい結果に終わってしまいました。戦力外となるのはやむなし、と思っていましたがまさか引退するとは。身体の状態などよくわかってはいませんが、少なくとも平本みたいにプレーできない状態ではなかったと思いますし、たまたまうちには同ポジションに強力な選手がいただけで、他チームならチャンスはもっとあると思っていましたから。

プレー面では特に大きな特徴があるわけではないものの、両サイドにボランチ、清水ではトップ下での経験もあるなど、ピッチ上のどこにいても一定以上のクオリティを出せる安定感。好不調の波が少なく、運動量もあるそのマルチな活躍っぷりはどのチームにいても重宝されるプレーヤーだったと思います。ただ、去年はいまいち彼に求められている役割がモヤモヤのまま過ごし、ある意味今年はサイドと明確になったぶん出場機会が減ってしまったのが皮肉なものです。

ユース出身の多いヴェルディにおいて、”外様”として喝を入れてくれた大切な存在。まだまだ一緒に戦いたかったけど、その潔さも純平らしいというか。今後はどうするのかな。やっぱり清水に戻ってサッカーに携わるのか。ナイスガイの純平なら、普通に働いてもなんかやってけそうですけどね。

現役生活お疲れさまでした。最後の2年間をヴェルディ捧げてくれて、一緒に戦ってくれてありがとうございました。