2019/01/29
そんなに気にすることじゃないのかもしれないけど、ちょっと心に引っかかったので文章化しときます。twitterでつぶやいとけ、っていうような独り言な感じではありますが。
とあるランチの会話
ランチで良く行く飯田橋の某居酒屋チェーン店。そこのおばちゃんはすごい気さくな良い人で、必ず何か話しかけてくるのです。先週あたりの会話のことです。
ば「お兄さん、疲れてるねぇ。」
私「そうでもないっすよ」
ば「あ、週末は東京マラソンでも走ったとか?」
私「いえ。その日はJリーグの試合があったので、観に行ってました」
ば「どこで?」
私「調布の味の素スタジアムです。東京ヴェルディってチームのサポーターなんです」
ば「あらそう。昔は強かったチームよねぇ。カズとかラモスとか、見てたわよ。でも今は、なんだっけ、下なんでしょ?」
私「ええ。J2っていう、下部リーグでやってます。」
ば「そうなのぉ。かわいそうにねぇ」
・・・かわいそう?
え、かわいそう・・・?
かわいそうな場所なのだろうか?
おばちゃんに、罪はないですよ。かわいそうって言葉も、ちょっとテストで悪い点を取ったときにかけるような子供に対して使うような軽い言葉でしょう。別に悪気があったわけじゃない。でも、自分にはなんか、グサリときたんですよね。
世間一般の、あまりサッカーとかよく知らない人にとっては、J2とは”かわいそう”ってイメージなんでしょうか?
そりゃね、落ちた瞬間ってのはショックですよ。
たいていどのチームのサポも選手も関係者も、降格が決まったときには涙してますから。ヴェルディとしても、2008年シーズンで降格し今年は8年目のシーズン。J1に昇格したい、っていう気持ちは毎年毎年持ってますよ。でも思うんです。J2って、そんなに悪い場所でもないな、と。他のチームのサポの方からすれば、「それは8年もドップリ浸かったからそう思うんでしょ?」って思われるでしょうね。ええ、それは確かに否めないと思います。
でも正直ね、今の時点ですでに、落ちてよかったなと俺は思ってるんです。
Jクラブとしてあるべき姿を、J2にいるこの8年間で見つけられました。今はまだその理想の形へと進んでいる途中にすぎないですが、たぶんあの2008年の当時のまま、つまり読売とか日テレからのお金を好き放題何も考えずに使うようなクラブのままだったら、理想のクラブの形なんて見えなかったでしょう。てか、遅かれ早かれクラブは潰れてただろうし。
落ちて良かった、と自信を持って説明できるだけの理由もあるんですが、それをJ2にいる間にいくら言ったって負け犬の遠吠えみたいに思わえるので、それは昇格したときにちゃんと書きます。
J2に落ちたクラブのサポならきっとわかるんじゃないかと思うんですが、結局のとこ、J1だろうがJ2だろうが、そんなに大差なくないですか? そりゃ、落ちたから応援やめた、サポやめたって人もいるでしょう。でもそれなりにそのクラブを好きな人って、J2で戦ってみて思ったのは所詮は対戦相手が変わるだけ、って感じてる人もいるんじゃないでしょうか?
昇格したいという思いは持ちつつも、J2にいることを惨めだとか、かわいそうだとか、そう思ってる人はそんなに多くはないんじゃないかと思ってるわけです。
J2にはJ2の楽しさもあります。当然、それに甘んじちゃいけないし上を目指さなきゃいけないとは思うんですが、J2にいる自分たちを憐れんでも楽しくないじゃないですか。
最近じゃスポーツ界ではいろいろな問題がありますけど、スポーツは楽しむもの。するのも、見るのも、楽しくやりたい。
ってことで、J2はかわいそうな場所なんかじゃありません!って結局は言いたいだけでした(笑)