コンドルとカモメのVoyage

【Result】似た者同士の引き分け~2019第5節vs徳島ヴォルティス(A)~

time 2019/03/25

【Result】似た者同士の引き分け~2019第5節vs徳島ヴォルティス(A)~

ホワイトを信じる人、もうダメだと苦言を呈する人……。いろんな意見があるのはしょうがない。人によってヴェルディに対する接し方も価値観も違うんだから。でも、それによってサポーターの気持ちが一体じゃなくなるのは避けたいんですけどね…。難しい。

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結果

=====徳島=東京V=====
(前半)  0 - 0
(後半)  1 - 1
=================
合計   1 - 1

●得点者
(54′)岸本 武流(徳島)1-0
(90′)李 栄直(東京V)1-1

スタメン

(64′)田村 直也(out)→若狭 大志(in)
(78′)井上 潮音(out)→渡辺 皓太(in)
(83′)端戸 仁(out)→森田 晃樹(in)

(79′)杉本 竜士(out)→内田 裕斗(in)
(82′)野村 直輝(out)→狩野 健太(in)
(89′)岸本 武流(out)→鈴木 徳真(in)

お互いモヤっとしながら引き分け

引き分けたからギャリー万歳、とはまったく思っていません。あくまで俺らの目標は自動昇格。そこを狙えるチーム状態とは程遠いところにいるのは間違いありません。
一方で、徐々に良くはなってきている感触はあります。でもそれは、そもそもスタートが悪かったからそう見えるだけかもしれないし、このままずっと良くなっていく保証もなければ、良くなっていったところでそれが9月とかだと遅すぎるし。

結局のとこ、どうなるかなんてわからない。だったら信じて応援し続けるしかないと思うわけです。もし今すぐにでも解任しろという状況があるとすれば、それは監督と選手の関係が悪化したとき。溝ができたとき。そうなったときは、チームはチームでなくなります。そこはたぶん俺らサポーターからは見えにくいところなので、しっかりと判断してほしい。

あまり具体的なサッカー的なことを書ける知識はないですけど、去年のロティーナのサッカーを継続するやり方をしていれば、今でももうちょっと勝ち点は奪えていたと思います。でもあのサッカーは、しょせん極東の2部リーグにいる程度の選手の力だと、毎試合70点前後の試合をするのが精いっぱい。平均して80点以上を叩き出すチーム、時に120%の力を出せるチームには勝てない。

ずっと同じことを言ってますが、ホワイトに託したのは、120点のサッカーをできるチームになってほしいってことなんだと個人的には思っています。そこを目指さない限り、平均点が80点になることもない、と。

だから今はそうなることを信じて我慢するしかないのかな。

さて、前置きが長くなりました。
といってもこの徳島戦、あまり映像を見直す時間がないので、現地で観たことをハイライトのみから。

失点の場面は言わずもがな、ボランチのミス。潮音があそこまでプレスをかけるのはチームのやり方として間違っていないと思いますが、そこであっさりかいくぐられてしまった。それでもまだ後ろの人は足りていたので大きな問題ではなかったのですが、ヨンジが不用意なポジションをとったことで中央がガラ空き。なんなくスルーパスを通されて失点してしまいました。

もしボランチが内田だったら、あんなポジションをとることはなかったのかなとは思います。まぁたらればですけど。

ただその後のキックオフからの展開が素晴らしかった。

後方でパスをつなぎながらプレスを回避し、ヨンジの縦パスを陵平が落として潮音が受けて前を向いて運ぶ。左サイドの優平に展開し、最後はクロスをファーから飛び込んだ純輝のシュート。惜しくもバーの上を越えていっちゃいましたが、キックオフから相手にいっさいボールに触らせずに決定機を作り出した攻撃は見事でした。

その後、みなさんもご存知のとおり田村→若狭の交代で3-1-4-2にして役割を明確化したことで流れを引き戻し、70分すぎからは完全に押し込む展開に。潮音→皓太でよりペナ内へ進入できる推進力を高め、最後はヨンジをFWに上げて押し込む。

FWどころかサイドアタッカーも不在のベンチメンバーのいびつさはありましたが(もっともベンチから消えた河野も含めコンディションの問題もありますが)、ヨンジを最前線で使う選択肢を持っているのなら、ボランチが多めなのも納得できるというか。

最後はCKからヨンジの背中シュートで同点。ラッキーなゴールで、勝ち点1をもぎ取りました。

徳島にとっては目前で逃した勝利、ヴェルディとしては勝利を目指してきたなかでのギリギリの同点劇。ホイッスルが鳴った瞬間の静寂は、どちらもモヤっとしたゲームであったことの現れえでしょう。

まとめ

「幸運な引き分け」

果たしてそうでしょうか?

プランBとして用意していた3-1-4-2で流れを変え、相手を押し込み、そこで得たコーナーキックで勝ち点1を得た。確かにゴールの形は風の力も含めた幸運ではあったものの、そこに至るプロセスはチームとして作り上げたものだし、それをも「幸運」と言ってしまうのは何か違うなって思います。

みんなでつかんだ勝ち点1を、次のホーム、レイソル戦へつなげる。
ただそれだけです。

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