【2020振り返り】No.4澤井直人

本人だってわかっていたはずなんですよ。今年が実質ラストシーズンになると。過去2年はまだ負傷からの復帰という猶予があったとはいえ、ユース時代の同期はJ1や海外に行くなかで、自分はJ2でレギュラーも奪えない状況にある。しかも、トップデビューした当時は少なくとも同期と同等かそれ以上に良いスタートを切っていた。それだけに、2017シーズン前の大怪我が痛かったなぁ。。。そういうケガから復活して大活躍する選手はいるけど、澤井の場合はそこで歯車が狂ってしまった。

今シーズンも開幕戦は右サイドバックでスタメンだったし、永井さんも大きな期待をしているのは間違いなかったはず。最終的には若狭が定着したけど、ある程度守備ができ、テクニックがあってビルドアップにも加われ、攻撃センスもある。かつ、上下動できるスタミナもある。求めているものという関しては澤井は持っているはずなのに、考えすぎなのか責任感が強すぎなのか、悲しいかな恩師である永井さん自身が彼の能力を生かすことができなかった。

でも、26節のアウェイ愛媛戦で、チームとしてターンオーバーした中だったけど久々のスタメンに抜擢され、相手のグダグダもあったけどそれなりに良い活躍をして「いよいよ」ってなったのにその週末はベンチ外。これはなぁ。ここで流れに乗りたかったのに。結果、今シーズンスタメン出場した4試合のうち、この愛媛戦を除いて3試合が前半で交代という結果になってしまいました。

残念ながら契約満了。でも、幸いなことに他チームへの移籍が決まりそうと聞きちょっと安心しました。トライアウトに出てなかったのもそういうことね。なんとなく、レノファとかじゃないかなぁって気はしてる。勘だけど（笑）

また活躍して、楽しそうにサッカーしてる澤井が見たいです。
顔を真っ赤にしてサイドを駆け上がる澤井を見たいです。

まずは他で活躍して、またヴェルディのユニフォームを着て一緒に戦いましょう。この澤井なら戻したい、そう思える選手になってくれることを期待しています。