コンドルとカモメのVoyage

【2023振り返り】No.23 綱島悠斗

time 2023/12/28

【2023振り返り】No.23 綱島悠斗

プレシーズンの段階では開幕スタメンはほぼ確定だろうと思われていたものの、負傷により出遅れ。ただ4節アウェイ徳島戦で初めてベンチ入りすると、そのまま大きな離脱期間もなく最終節、プレーオフまで走りきることができました。スタメンは12試合ながらもトータルの出場数は34試合、ルーキーとしては上々じゃないでしょうか。もっとも、期待値の高さからするともっとスタメンでバリバリにやってほしかったところですが。

当初はアンカーの最有力候補でしたが、シーズン序盤は林がポジションを獲得し、途中からは森田がそこに。シーズン序盤は先制し、途中から綱島を投入して林とダブルボランチを組んで強固な守備を形成するスタイルは、まさに城福さんらしい。

彼の特徴は、ガツガツと奪いにいく守備。それゆえにファールやカードが多かったのは反省点ではあるものの、前線で即座にボールを奪い返すシーンも多く、「相手の陣地でサッカーをする」というコンセプトにはぴったり。一方で後ろで守備をやらせるには危うさがあり、ホーム仙台戦でセンターバックで出場した際には不用意にPKを与えるなど、後ろで使うにはちょっと怖かったかなと。

それもあり、基本は前めのインサイドハーフ、シーズン後半はほぼ2トップに近い場所で起用されたりして、最終節大宮戦では見事に先制点もゲットしました。ヴェルディ育ちらしく守備の選手にしてはテクニックがあり、サイドでボールを持ったときには長いストライドを生かしたドリブルも見せるなど、攻撃面でも特徴を発揮。誰かが言ってましたが、アフリカンというようなプレースタイル。個人的には、あの長い足を生かした攻守とカードの多さ、時に見せるスーパープレーなんかはまさにニウドなんですが。

ゲームチェンジャーってのはドリブルで相手を切り裂くような選手をイメージしがちだけど、長身とガッツリ守備、攻撃センスもあって何でもできることもあり、状況によって自身が発揮するプレーを変えながらゲームを変えるという点では、新手のスーパーサブとして素晴らしい活躍を見せてくれたと思っています、というより、城福さんがうまく生かしてくれたな、と。とはいえ、それは本望ではないと思うので、来季はスタメン奪取を目標にがんばってほしい。

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