コンドルとカモメのVoyage

【2023振り返り】No.26 加藤蓮

time 2023/12/24

【2023振り返り】No.26 加藤蓮

マリノスさんへ移籍とのことで、話題になりそうだから先に書く(笑)。

「今季39試合出場の左SB」として獲得するそうですが、実際はスタメンは半数の20試合のみ。うち左SBは9試合、10試合は左SH・左WG。ホーム大宮戦のみ、2トップに近い位置でのインサイドハーフ起用でした。

基本的に左SBとしては深澤のサブ的存在で、4月のホーム秋田戦はミッドウィークのターンオーバーによるスタメン、5月のいわき戦はCB負傷者多数で深澤のCBスライドに伴うスタメン、9月以降の試合は深澤の負傷離脱によるスタメンであり、言ってしまえば実力で左SBのスタメンを勝ち取った試合はなし。深澤が完全復帰した41節のホーム最終戦栃木戦ではあっさり深澤が左SBに戻り、これだけ試合数に出場していながら、最後の最後のPO清水戦ではベンチ外。はっきり言って、数字で見ると左SBとして評価される要素がないんですがね(笑)。

当然、フィジカル能力の高さを生かしたスプリントや、ゴール前に入り込んでのヘディングの強さ(今シーズのファーストゴールは蓮でしたな)、左の前で起用され続けることによりドリブル力も向上していたようには思います。案外、カウンター時に長い距離を直線的なドリブルで運んでチャンスメイクするシーンもありました。
一方で、守備面では相手のドリブルに対してあっさりかわされたりするシーンもあったりで、フィジカル負けはしないものの、地上戦での対人の弱さは散見された印象。このあたり、城福さんが彼を左SBとしてはあまり信用してないんだなという感じがありました。それこそ、守備固めでわざわざ奈良輪を投入する試合もあったほど。

もっとも昨シーズンはそういうシーンも少なかったので、ある意味、今シーズンは前で起用が増えたことによってそうなってしまったとも言えるというか。なので、SBとして起用され続けていれば、しっかりと守備もできるプレーヤーに成長してたかもしれません。

この2年で両SB、両SH、インサイドハーフに加え、2トップに近い位置でのプレーも経験(ハイプレス要員として)。来シーズンのマリノスがどんなサッカーをするのかはわかりませんが、戦術理解度は高い選手なのでマルチなプレーが可能。SBがボランチ化するロールも十分にできるはず。J1で通用するレベルかはわかりませんが。まだ正式発表されてないのであれですが、ヴェルディでの2シーズンすばらしい貢献をしてくれてありがとう。

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