【2021振り返り】堀孝史監督

9月に代打として就任後は6勝6敗3分と永井さんに合わせたようなイーブン。永井さんの理想高いサッカーから脱却して現実的な采配をしてくれるかと思いきや、何度かのファイヤーフォーメーション、佐藤優平センターバック！などを生み出し、まさかの狂気っぷりを見せてくれました。

理仁が良くなってきた終盤はともかく、頑なに？弘堅をアンカーで起用せず、なぜか純輝のセンターフォワードにこだわったときもあったりしましたが、そんなのを経て最後の最後は良きところに落ち着かせ、ラスト4試合で12得点と見事な終わりよければすべてよし感を演出してくれました。

まぁヴェルディにやってきた当初はスカウトとして来たのに、コーチになり、監督になりってのはある程度は事実ではあるけど、そもそも永井さん就任の時点でS級を持った人を複数人周りに置いた時点で何かあった時の監督候補には入ってることを当人も自覚してたであろうから、別にかわいそうとかそういう感情はないし、華はないけど地道によくやってくれました、と思います。

ただ…続投ですか。

そりゃ終盤の好調っぷりは続投の大義名分としては十分なのかもしれないけど、相手が相手だし、ヴェルディ側もいろいろ吹っ切れた中の勝利だったりしますからね。費用をおさえるって意味もあるんでしょうが、ベストチョイスではない気はしますね、はい。JFKに夢を抱いた時間を返してくれ。JFKがどうしても良かったではなく、新しいものを欲しがる子どもみたいな感情ですけど、ね。

懸念の守備は最後まで改善されなかったし（攻撃の勢いでごまかしたというか、個の力でねじ伏せたというか）、課題は山積み。とはいえ分析担当とコーチ1枚をはがされた中でやってたのもありますし（まさか、2人いなくても成ったたったじゃん！来季もこの人数でいこう！ってなったりしないよね）。続投が決まった以上はあれこれ言ってもしょうがないので応援はします。

とりあえず、ちゃんとしたサポート体制は作ってあげましょう。そのうえで、少なくともコーチとしては今年頭からチームに携わっていたわけで、来年を完全な2年目と数えて間違いないと思うので、あまりにシーズン序盤から躓くようであれば、すぐに対応できる体制も作ってほしいところ。そこはシビアにね。永井さんのときみたいにズルズルいくのはダメよ。ギャリーのときみたいにスパっといきましょう。