コンドルとカモメのVoyage

【Result】自滅の末に~2019第21節vs横浜FC(H)~

time 2019/07/07

【Result】自滅の末に~2019第21節vs横浜FC(H)~

雰囲気、ってやっぱり大切だと思うんですよ。場内の演出から、サポーターの声。この日は、初お披露目となったリボンビジョン(っていう名称なのかはさておき)、大宮戦に続くLEDされた照明を使った演出、AKATSUKIさんやNICHIGASさんのご協力による動画などでスタジアムの雰囲気もグッと締まりました。そしてゴール裏の中心にいても、いつもよりスタートから声がまとまって出ていたり、試合中も特に追い上げムードになってからは一体感が非常に高いのを感じていました。きっと選手たちも、雰囲気から触発されたものはあったんじゃないかと思います。ただ、結果だけがついてこなかった。本当に残念。

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結果

=====東京V==横浜====
(前半)  1 - 2
(後半)  1 - 1
=================
合計   2 - 3

●得点者
(30’)井上 潮音(東京V)1-0
(40’)イバ(横浜)1-1
(43’)レアンドロ ドミンゲス(横浜)1-2
(52’)田代 真一(横浜)1-3
(74’)小池 純輝(横浜)2-3

スタメン


(60’)山本 理仁(out)→藤本 寛也(in)
(75’)若狭 大志(out)→梶川 諒太(in)
(80’)佐藤 優平(out)→ネマニャ コイッチ(in)


(65’)伊野波 雅彦(out)→川﨑 裕大(in)
(79’) イバ(out)→戸島 章(in)
(88’)中山 克広(out)→松井 大輔(in)

やられちゃいけない人にやられる

この試合において、大きく分けて2つの問題があったように感じます。

1つは言うまでもなく、守備面。
正直、鹿児島戦を思い起こさせるようなひどいもの。それが失点に直結した。1点目はかわされてしまった純輝も良くないが、カバーはどうしたか?若狭が行くべきだった。

2失点目は、キーマンであるレアンドロ・ドミンゲスにフリーでボールが渡った。そこはまだ距離があるので一瞬はいいとして、当たりにきたのが逆サイドから寄せてきた永田。映像を見ると、近くにいた理仁は、永田が奪いにいき奪ったあとにパスを受けるために前に移動している。うーん、正直これは理解しがたい。結果的に永田が奪いきれずレドミはフリーに。ヨンジも若狭も待ち構えて当たりに行けず、右足一閃。

シュートは褒めるべきものだったけど、完全に守備陣の判断ミス。
「誰も行かないから俺が」と永田が行った思いは理解できるけど、正面に進む相手に横からアタックすれば、相手は前に行けばかわせるわけで。あそこは理仁は行くべきだったし、永田が来てしまったから理仁が行けなかったとも言える。

そもそものとこ言うと、2失点目の元は若狭が縦パスをあっさりカットされたところから。この日の若狭はその前も相手のプレスにボールを奪われたり、後半早々には警告をもらったり、残念ながらとにかく持ってなかった。もっと早めに代えてあげてもよかったくらい。

3失点目は結果的に上福元のミス。
中途半端なクリアに、それに反応できなかった守備陣もよろしくないが、「イチ、ニ、サン」と完全にタイミングが計れて、かつどんだけ威力がすごかろうがあれだけ正面に飛んできたシュートを後ろに逸らしてしまうのは、GKとしては恥ずべきミス。結果的にこれが決勝点になってしまった。どれだけピンチを防ごうが、こういう失点が勝敗に直結してしまう、それがGKというポジションですから。まぁ本人が一番悔しいでしょうけど。

失点にはそれぞれ原因があるけど、この試合に関しては戦術以前の問題が3つも起きてしまえばそりゃこうなる。まして相手のイバやレドミさんってのは、ワンチャンスあれば確実に決める実力持った選手ですから。

後半から4-5-1に変更。
端戸が左ウイングに入り、中盤は優平がトップ下。寛也が入るときに「逆三角形」と言っていたので、潮音をアンカーに。若狭→梶川の交代により寛也が右WG、純輝が右SBに。チーム得点王をさらにゴールから遠ざけますか。うーん。

で、2つめの問題はビルドアップ。
これは何人かの戦術化さんたちが話してたので省略しますが。相手をある程度寄せてから離す、特にDFラインの選手たちのビルドアップの基本だと思うんですけどね。この試合では特に平と若狭、両脇が簡単にボールをリリースしすぎていた印象。去年、2人ともイバンに徹底的に教え込まれていたじゃないかって思ったんですけど。今年になって何か違う指導を吹き込まれたのか。

数字としては3-2。
潮音のややラッキーではあったけど勇気あるシュートが生んだ先制点、2点差に離されながらもまだ余裕のある時間帯に1点差に迫った点。ある程度リスクをかけて攻めていたことで生まれたカウンターのピンチをなんとか抑えた守備……など決してサボったり諦めていたということはいっさいないのはわかっています。

でも前半から攻めているように見えて結局はシュートまでいけない。ペナルティエリアに侵入できない。後半の最後も同じ。どこか臆病になっていると自分は感じました。岐阜戦で最後になんとかこじ開けた経験はどこへやら。開幕頃の「縦に速く」みたいなキーワードや、2人、3人と攻撃に絡んでいく姿勢はどこへやら……。

まとめ

シーズン半分が終わりました。海江田さんが岐阜のマガジンの中でコメントしていたように、「悪くても2連敗で止める」のは素晴らしいことだと思います。でも、良い流れも続かない。良くなったと思ったらすぐ新しい壁にぶつかって作り直し。

ロティーナの時に感じていた、1試合1試合課題を解決して少しずつ積み上げたり進歩していく…というのが残念ながら感じることができません。去年はシーズンを長距離マラソンではなく、短距離走42本という表現をしていました。1試合1試合確実に戦うと。
今年はなんというか……毎週、100mやったり200mやったり、時に障害走やったり…という感じでしょうか。部分的に継続することはあっても、毎試合がぶつ切れというか。

来週は天皇杯でリフレッシュってなればいいんですけどね。
ある程度のベースがあったうえでメンタル的な部分でブレがあった去年はそういう表現ができたけど、果たして今年はそうなれるのか。

補強もそろそろ具体化してくるとは思いますが、シーズン後半戦に向けていい雰囲気になればいいと思います。

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