コンドルとカモメのVoyage

【Result】自滅~2018第12節vsFC町田ゼルビア(H)~

time 2018/05/04

【Result】自滅~2018第12節vsFC町田ゼルビア(H)~

1シーズン戦っていれば、相手の強さに屈する試合もあれば、ミスから負けてしまう試合もあります。この町田戦も、こういう試合はあるよな、というのが試合単体でみればそういう感想になりますが、負け試合のあとにこういうのが続くとちょっと重いっすなぁ。

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結果

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2018明治安田生命J2リーグ第12節
東京ヴェルディ vs FC町田ゼルビア
2018年5月3日(木・祝)
味の素スタジアム
14:03キックオフ
=====================

=====東京V=町田======
(前半)  1 - 1
(後半)  0 - 3
=================
合計   1 - 4

●得点者
(14′) 林 陵平(東京V) 1-0
(17′) 吉濱 遼平(町田) 1-1
(48′) 森村 昂太(町田) 1-2
(58′) 吉濱 遼平(町田) 1-3
(88′) 中島 裕希(町田) 1-4

スタメン


(52′) 井上 潮音 → 澤井 直人
(60′) 梶川 諒太 → 高井 和馬
(64′) 奈良輪 雄太 → 佐藤 優平


(73′) 中村 祐也 → 平戸 太貴
(79′) 吉濱 遼平 → 鈴木 孝司
(90’+3) 杉森 考起 → ドリアン バブンスキー

ミスの失点から負の連鎖を止められず

陵平の先制ゴールは素晴らしかった。
畠中から皓太へ、相手のラインを破壊する縦パスも見事だったし、皓太も陵平の動きをよく見ていた。少し距離はあったものの、陵平も迷いなく、パスを受けた瞬間にシュートへのイメージができていたであろう見事なシュート。
先制すれば負けることはない…という自信を持つヴェルディが、誰もが待ち望んだ陵平のゴールでその展開に持ち込めたのだから、最高のシチュエーションになったのは間違いなかったんですけどね……

同点ゴールの場面は裏へ抜け出されてしまったとはいえ人数も揃っていたし、ちょっと不運。潮音のところで狩り取りたかったけどいいところにこぼれてしまい、そこに吉濱もいいタイミングで走り込んでいた。
ただ、その後の2点目が痛い。
上福元から畠中へ、畠中から井林へのパスがカットされ、慌てて飛び込んだ畠中があっさり交わされて左足一閃。
3点目は皓太が中途半端な場所で簡単にボールを奪われてカウンター。人数は揃っていたのに、慌てたのかパスコースも切れていない、飛び込んでくる相手をつかまえられていない緩い守備で失点。
4点目はカウンターとはいえ畠中が鈴木孝司の突破に競り負けて最後は中島にフィニッシュ。

結局のとこ、ミスで失点→攻撃的な選手を連続投入→守備のバランスを崩して失点と、「自滅」という言葉で形容するのが相応しい試合となってしまいました。

ダブルアンザイの穴が浮き彫りに

やはり町田はいつも通りの戦い方でした。
それに対するヴェルディの攻略法も間違っていたわけではなく、ギュッと寄せてくるゼルビアに対してサイドチェンジで広いスペースで1対1をつくり攻撃の起点を作っていく。昨シーズン成功したやり方そのままです。

ところがこの試合は去年と何が違うかって、結局、幸輝とアンカズがいなかったって話なんですよ。左ウイングバックで出場した梶川は皓太との連携で前半からある程度攻略していたものの、右の奈良輪は1対1でほとんど止められ、クロスの精度も中途半端。ここまで安定したプレーでチームに貢献してきた奈良輪ですが、この試合では完全にブレーキとなってしまいました。

ピッチを広く使いスペースを有効活用するサッカーは、一見すると規律によって選手の動きをコントロールするチームプレー重視のサッカーに見えますが、広く使うぶん、大事な場面では個の勝負が際立ってくるんですね。だから、チームとして狙い通りの形を作れていたとしても、最後のところでこの日の奈良輪のように勝てないとなかなか厳しくなってしまいます。

そういう意味では、途中から投入された高井をウイングバックで使った狙いはよくわかるし、ありだなと思います。もっとも守備面はやはり不安が残るとはいえ、幸輝の代わりとなれるのは高井だということを改めて実感させれれました。本人としてはもっとゴールに近いところでプレーしたいかもしれませんが、こうやって少しずつ自分の出来ることを試合の中で示して評価を高めていくしかないと思います。

また守備面では、田村が抜けただけでこうなるか…と。
奈良輪にしても田村にしても攻撃面で満足できない点はあるにせよ、守備のバランスを考えるとベストな選択肢なんだろうなっていうのがはっきりしました。そういう意味では、もし今後何かをチャレンジして守備が崩れても、ある程度”戻れる場所”がわかったのはこの試合のポジティブな点かもしれません。

澤井は…がんばれ。裏に抜けようとするFWを使うのはわかるが、君がすべきことは縦にグイグイボールを運ぶことのはずだ。今日のようなプレーを続けていては次はない。

まとめ

奈良輪も田村も、急に上手くなれってのは難しい話で。森勇介を臨時コーチに呼んでくれないかなーなんて。タイミングで相手を抜き、抜き切らずにクロスを上げられるという点では彼以上に上手い選手はそういない。幸輝があのレベルに達したのも、ルーキーイヤーに勇介と一緒にプレーしていた影響は大きいですからね。

あと、個人的に梶川は代えちゃいけなかった。潮音を早めに代えるのはなんとなくわかっていたけど、3-4-3の形で戦うときは2センターに求められるものが大きいんだから、あと一歩が出なくなっていた皓太を使い続けるのはちょっと酷だったかなと。ウッチーも、あまり表情には出ないけど無限に使い続けられる選手ではないですからね。

悪い部分がいっぱい出てしまったこの試合でしたが、次の試合はまたすぐにやってきます。連敗となってしまいましたが、すぐそれを取り返すことができるゲームがやってくるのを前向きに捉えましょう。金沢なら勝てる!…っていう油断はしないように。チームも、サポも。昨日以上の雰囲気を作り、全力で勝利を目指しましょう。

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コメント

  • 強敵相手には、藤本を出すべきだと思います。彼は何というかファンタジスタというか、光る物があります。
    あと、ヴェルディはやはりセンターバックを補強した方がいいのではないのでしょうか。
    いくら何でも1-4はひどすぎ。

    「ギュッと寄せてくるゼルビアに対してサイドチェンジで広いスペースで1対1をつくり攻撃の起点を作っていく」という戦術に必須な選手がいない時点で、思い切って切り捨てるべきだと思います。

    このままだと負の連鎖にはまり、ズルズル流されて連敗してしまう危険性があります。
    管理人さんはどうするべきだと思いますか。

    by ストレート21 €2018年5月4日 9:36 PM

    • センターバックは不要でしょう。現状の3人に若狭、永田と控えているので余剰です。たかだか1試合良くなかっただけ、補強うんぬん考える必要はないでしょう。寛也はいい選手ですが絶対的な力はまだありません。左利きの特徴を生かしてサイドで使うなら、昇吾のほうが現状は良いかと思います。

      by gk17yuta €2018年5月5日 9:32 AM

  • 森勇介てww
    彼は選手としてはアレでしたが、指導者としては良い線行くんでしょうか。

    by ストレート21 €2018年5月4日 9:39 PM

  • 「たかだか1試合良くなかっただけ」
    それは私も賛同する所ですが、やはり大宮戦に続きひどい形で連敗していることは事実ですので、何かしら改善策は取った方がいいと思います。それにヴェルディは引き分けに持ち越すことが多く、あまり勝利していません。ギリギリしのぎを削っているような印象がありますので、今後の3、4戦で敗北が多くなるようでしたら強制的なショック療法をしなければなりません。革命が必要な事態となります。

    by ストレート21 €2018年5月5日 7:34 PM

    • それはそのとき考えればいいことだと思います。今は必要ないと思います。

      by gk17yuta €2018年5月5日 9:19 PM

  • […] 【Result】自滅~2018第12節vsFC町田ゼルビア(H)~ […]

    by 【Preview】俺らの力みせてやれよ~2018第42節vsFC町田ゼルビア(A) | コンドルとカモメのVoyage €2018年11月16日 3:04 PM

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