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【2017振り返り】No.10 MF 高木善朗

time 2017/12/04

【2017振り返り】No.10 MF 高木善朗

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スタッツ

出場:37試合(先発25試合) 2319分
得点:7
アシスト:4

ナンバー10の苦悩

本人はめっちゃくちゃ悔しいでしょうね。

3-4-3でスタートした当時は、たまに梶川と交代しながらも左ウイングのレギュラーとして試合出場を続けていました。ところが、チームの調子が下降気味となり、4-3-3へ形を変えると出場機会は激減。

もともと、周囲と連携して決定的なパスを出したり、見方を囮にしながら自分がシュートまで持ち込んだりが得意なプレイヤー。守備は頑張るけどそこまで得意な選手。そういう意味では、ウイングバックのオーバーラップをうまく使いながら自分も積極的にゴールを狙える左ウイングの位置は絶好のポジションではあった。

ただ4-3-3になり、ウイングの幸輝・アランのように独力でサイドをぶち破れるわけでもなく、梶川・皓太のインサイドハーフのように低い位置からビルドアップに絡んだり積極的にプレスをかけられるわけではない善朗は居場所を失ってしまいました、結局シーズン後半は3-4-3を使ったときにしか出番はなく、4-3-3のインサイドハーフで出場したアウェイ群馬戦もしっくりこず。移り変わるチーム事情に適応しきれないまま、シーズンラスト2試合は出場なし。プレーオフ準決勝の福岡戦では後半から出場したものの、J1昇格に向かって突き進むチームの波にいまいち乗り切れない感じで終わってしまいました。

気持ちは見えるんですよ。
ナンバー10をつけてる誇り、責任感。そういったものを背負って戦っているのはわかるんですけど、どうにもそれが空回りしていた印象。海江田さんのマガジンの誰かの言葉のなかで、「ヴェルディユース出身の選手は、自分がチームの中心なら輝けるけど、いちプレーヤーとしては活躍できない」というのがありましたが、まさにそれは今シーズンの善朗の様子を表しているようでした。

善朗がもっているクオリティ自体は十分にナンバー10に値するものだと思いますが、やはりチームのなかで機能してこそのもの。能力がどうとかよりプレースタイルの問題だったりするので難しいところではあるのですが、ロティーナはいち選手のためにチームの形を変えたりすることはなさそうなので、善朗自身が監督の求めるプレーに自分を近づけていくのか、このまま自分を貫くのか、何かしらの変化を起こさないと来シーズンも難しくなってしまうと思います。

来シーズンに向けて

このままじゃ終われないでしょ。
こういう状況でもブラジル人2人に次ぐ7ゴールを上げていますし、2桁ゴールも目指してほしいところ。今のところ来シーズンもうちでプレーする保障は当然ないし、上昇志向の強い彼だからオファーがあったら出ていく可能性もあると思いますけど、行くならナンバー10らしい結果を残してからでもいいんじゃない?

今年の悔しさを、来シーズンの味スタのピッチ上で思いっきり晴らしましょう。

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