コンドルとカモメのVoyage

【Result】総緑の結集~2017第42節vs徳島ヴォルティス(H)~

time 2017/11/20

【Result】総緑の結集~2017第42節vs徳島ヴォルティス(H)~

ひゃっはー。
勝てばいいんですよ、勝てば。どんだけ苦しい展開でも、内容良くなくっても、結果的に勝てばいいんですよ!こんなゲームじゃJ1行ってもすぐ落ちる?知らん知らん。そんなんJ1行ってから考えればいい話。
これまでにも「総緑戦」みたいな言葉はもう何度も出てきましたけど、昨日みたいなのが本当の意味での「総緑戦」なんだと実感しました。選手や監督・コーチ、フロントスタッフ、サポーターはもちろん、ヴェルディ君だって、ヴェルディビーナスだって、ビール売りの子だってみんなが一つのベクトルを向いての勝利。最高に気持ち良かったですね。

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結果

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2017明治安田生命J2リーグ第41節
東京ヴェルディ vs 徳島ヴォルティス
2017年11月19日(日)
味の素スタジアム
16:03キックオフ
=====================

=====東京V=徳島======
(前半)  1 - 0
(後半)  1 - 1
=================
合計   2 - 1

●得点者
31分 平 智広(東京V) 1-0
49分 渡 大生(徳島) 1-1
88分 内田 達也(東京V) 2-1

スタメン

71分 井上 潮音 → 橋本 英郎
84分 アラン ピニェイロ → カルロス マルティネス
90+3分 ドウグラス ヴィエイラ → 高木 大輔

38分 前川 大河 → 山﨑 凌吾
HT キム ジョンピル → 井筒 陸也

プレビューはこちら

【Preview】決戦!~2017第42節vs徳島ヴォルティス(H)

知将の読み合い

この試合、スペイン人監督同士の心理戦というか読み合いがまず見ごたえがあったと思います。

ヴェルディは幸輝、ヴォルティスは馬渡。
この両サイドの2人が大きな武器であり、2人とも両サイドができ、これまでの試合も左右どちらでもスタートしたことがありました。2人を同じサイドでぶつけるのか、相手のいないサイドで優位をとるのか。あるいは、相手のことどうこうよりも、自分たちが最も良さを出せる形を最優先に考えるのか・・・

結論としてどういう考えがあったかはわかりませんが、徳島のほうは強力2トップの山﨑をベンチスタートにして3バックに近い形でスタートし、ヴェルディも3バックスタート。ただ、NHKの放送ではは3バックだ4バックだと言ってましたが、ヴェルディはアンカズと平の位置を調整しながら攻撃時は3バックでWアンザイを前に押し出し、守備時はアンカズが右サイドバックの4バック気味、逆に徳島も攻撃時は3バックで左の内田、右の馬渡を押し出しつつ、守備時はどちらかがサイドバックとして引く4バックみたいな。

どちらもこの1年で状況によってシステムを変えながら戦う術を身につけているので、その辺の攻防は面白かったですね。

試合全体として徳島にボールを支配されましたが、これはロティーナも織り込み済みだったと思います。(いや、さすがにもうちょい攻撃できる想定だったか。)今のうちは、カウンターサッカーです。サンバのリズムを刻んでいた時代のテンポ良いパス回しなんて狙っておらず、綿密に統率のとれた守備ブロックを形成して、とるべきとろこでゴールをとる。確かに、ドゥグとアランへの長いボールは多少増えてはいるものの、他が守って2人で獲ってこい!っていうフッキ・ディエゴサッカーとは別物。起点だけ頑張って作ってもらって、周囲がしっかりサポートに入って攻撃の形を作っています。
2人で35ゴールも獲ってて、「ブラジル人2トップ頼み」みたいな言われ方もしてますが、2人の個人技やコンビで獲ったゴールなんて多くない。最終的にシュートチャンスが彼らのところに回ってくるように周囲と形を作った上でのあのゴール数だと思ってますよ。

なんか、話が逸れましたが。

この試合、ボールは支配されながらも「試合を支配」するきっかけとなったのはやはり幸輝。ルーズボールを馬渡と競り合いのすえ奪うと、相手ゴールへ爆走。ただ前へ走るだけでなく、ゴール方向に向かって運ぶことで馬渡の前へ入る形でのドリブルとなり、ファールを誘発。イエローも出させたことで、後の展開を優位に進めることになりました。

そして待望の先制点の場面では、畠中から幸輝へ素晴らしいフィードがピタリ。そこからドゥグが抜け出してファールゲット、FKを平がゲットという形になりました。あのフィードは、どうやら狙い通りみたいですね。確かに前節の大分戦、実は鈴木惇がああいうフィードを左サイドの松本に出し、何度かチャンスを作っていました。


とはいえ、相手の得点もやはり馬渡から。
右から、幸輝のブロックをかわしてクロス。ここしかないといポイントに渡が入り込み、ここしかないというポイントにシュートを流し込みゲット。佐藤寿人みたいなストライカー的センス、あのシュートは。あれを防ぐには、クロスを上げさせないってことになるんでしょうね。幸輝の一瞬の油断だったと思います。

堅い守備が帰ってきた

なんとなく、シーズン序盤に立ち返ったというんでしょうか。

序盤は堅い守備をベースに5連勝。ただ、そこから夏前にかけてやや攻撃の形づくりにシフト。一時はそのバランスが崩れたせいで失点が増えたことで勝てなくなり、終盤にかけてバランスを取り戻してここまでたどり着きました。

この試合、そりゃ「あっぶねー」っていうシーンは何度かありましたが、「やられたー」ってシーンはさほどなかったんじゃないですかね。3人のCBと内田に守備の隙はほとんどなかったし、潮音も守備のポジショニングについては実はいいセンスしてる。「いるべき」場所に必ずいるんですよ。この試合ではボール持ったときに周囲のサポートも少なくてあまり良さが出なかったから「潮音ぜんぜんダメじゃん!」って言ってる人もいましたが、そんなことはないですよ。
逆に皓太はまだその辺が甘くて試合中にロティーナに指摘されてる場面、けっこうありますよ。ただ彼の場合は、運動量とフィジカルでガツガツいって奪いとるから「頑張ってる」という風に見えるだけであって。どっちがいい悪いじゃなくて、相手によって使い分けたり、お互いの苦手な部分を高め合ってほしいなというところです。
でまぁ本当にこの試合は守備陣がよく頑張ってくれました。
柴さんのセーブも、アラン、ドゥグの前線からのプレスも、途中から入った橋本も、最後まで走り切った幸輝や梶川も。
「しっかり守る」とはどういうことか、改めてよくわかりました。徳島も何度も何度も攻めてきましたが、前半のうちに一枚、後半の頭に一枚変えたことで手数がなくなってしまった模様。ボールは持ってるけど点が入る気配がない。そして、なんとなくですがここで「引き分けでもいい」っていう気持ちが出てきてしまったのか、少し全体が緩んだところを幸輝のサイドから押し返し、アンカズのミドルでコーナーをゲット。そこから内田が押し込んで勝利となりました。

馬渡に関しては本当にいい選手でした。
開幕戦ではうちの井林をぶち抜いて先制点を演出。シーズン序盤にはボールボーイ事件で当然のごとく世間から叩かれましたが、プレーでここまで信頼回復。ここ最近は市船出身で大成する選手が少ないですが、彼はもう一段上へと期待が持てそうです。ドリブルはもちろん、アンカズのシュートを防いだカバーは素晴らしい読み。市船から東洋大、そこから鳥取、金沢ときて徳島。ちょっと遅咲きですが、これからが楽しみなプレーヤーだと思います。

まとめ

っっっってことで!まぁプレーオフですな。
福岡戦@熊本です。もう随分前から11/26は仕事が入ることが確定していたので、行けませぬ。DAZNで生観戦すらできずです。俺の思いは、柴さんのゲーフラとともにトーゴさんに託しましたw

で、福岡ね。先日戦ったときから今度はウェリントンがいる、本物の福岡と対戦となります。なんだろうこの、りゅうおうはしんのすがたをあらわした的な展開。でも個人的には、こないだみたいに地上でゴニョゴニョやってくるよりはウェリントンをシンプルに使ってくるサッカーのほうがやりやすいんじゃないかって気もしますがね。守備は堅いぶん、スコアレスの展開が長くなるとちょっと嫌な空気になるでしょうが、昨日みたいに先制点をとって試合を動かしたいところ。

再来週はしっかりと予定空けてあるので、味スタか、名古屋かわかりませんが待ってます!

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