コンドルとカモメのVoyage

【Result】勝者のたたずまい~2017第37節vsザスパクサツ群馬(A)~

time 2017/10/16

【Result】勝者のたたずまい~2017第37節vsザスパクサツ群馬(A)~

ホッとした、それが一番でした。いくら相手が負ければ実質降格決定の崖っぷちとはいえ、ここまで苦戦するとは思いませんでした。それだけに、終盤での逆転はほんと盛り上がりましたね。安堵の涙が出そうでしたよ。

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結果

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2017明治安田生命J2リーグ第37節
ザスパクサツ群馬vs東京ヴェルディ
2017年10月15日(日)
正田醬油スタジアム群馬
19:33キックオフ
=====================

=====群馬=東京V======
(前半)  0 - 0
(後半)  1 - 2
=================
合計   1 - 2

●得点者
75分 カン スイル(群馬) 1-0
83分 ドウグラス ヴィエイラ(東京V) 1-1
88分 内田 達也(東京V) 1-2

スタメン


HT 平 智広 → 畠中 槙之輔
72分 カルロス マルティネス → 梶川 諒太
77分 安在 和樹 → 高木 大輔


64分 吉田 直矢 → 岡庭 裕貴
64分 石田 雅俊 → 高井 和馬
81分 カン スイル → 岡田 翔平
●プレビューはこちら

【Preview】勝利以外ありえない~2017第37節vsザスパクサツ群馬(A)

相手の術中にハマった前半

誰ですか、カンスイルは出てこないでしょうとか言ったの(笑)

負傷から復帰しいきなりスタメン。どんだけチームが勝てなくても、彼は試合に出ればゴールを奪う、まさにゴールハンターです。空中戦良し、スピード良し、収めてよし、サイドに流れてクロスも良し。彼がもう一人いたら、負けてたんじゃないですかねっていうくらい、脅威でした。

この試合、うちの入りも良くなかったですね。
本来であれば、井林や平が持ったときにもっとガッツリとプレスをかけてきてほしいんですよ。そうすればおのずと相手の選手間距離も開いて、パスが通りやすくなるしボールも運びやすくなる。ところが、たとえばゴールキックのときでも、ものすごい中途半端な位置。柴から井林へ渡せなさそうで渡せちゃう距離に相手FWは立ち、適度にプレスをかける。その代わり、5バック+4ラインでブロックをつくる超リトリート。

こうなると、特に幸輝が生きない。
スピードに乗ったドリブル突破という彼の最大の武器を押さえるには、とにかくリトリートすることなんですな。実はアランもこれに近いので、しっかりと引いてくる相手には苦戦する…んですが、今日の右サイドはカルロス。足元で受けるの大好き、そしてテクニックもある彼が右サイドにいることがこの試合では生きました。
残念ながら後方からサポートする田村の攻撃力が低いため、ボール持っている回数ほどのチャンスは作れなかったけど、この試合のカルロスは少なくともここ数試合に比べたら随分と生きていました。

で、前半の終盤には、カウンターから今度は右で溜めて左へ、幸輝が受けて相手DFをかわして残すはGKだけ・・・ってとこまできたのに、盛大にフカしてしまいました。

勝負の後半、群馬の意地

意地・・・っていうのも違うのかなぁという気もしますよ。
シーズン前半に対戦したときもそうでしたけど、本来なら少なくとも攻撃ではこういうクオリティを出せるチームなんですから。そこに、J2を見渡しても屈指の力を持つカンスイルが加入したんだから、油断してなくても失点しちゃいますよ。

柴さんがなんとか踏ん張っていたけど、失点シーンはノーチャンス。あれだけゴール前で慌ただしいなかでもゴールに蹴り込むカンスイルはさすがすぎる。
本当に後半のあの15分弱の群馬の勢いは本物だったし、セカンドボールはことごとく拾われて、スピードあるアタッカーたちがグイグイボールを運び、後ろからドンドン飛び出してくる感じ。まるで、ベルマーレと戦っているような気分でした。
ただ。

うちも負けられないんですわ。マジで。
てか、引き分けでも負け同然なんですよ。それを、選手も、スタッフも、サポーターもみんなわかってるんですよ。途中出場で決勝ゴールのアシストを決めた梶川も、慣れない左WBで投入されて死に物狂いで走っていた大輔も、そう。後半に決定機を外してた内田もそう。

チーム一丸となるというのは、こういうことなんです。

ドウグラスのPKで同点。
そして、やっと、やっとゴールにたどり着いた内田の決勝ヘッド。前節では間接的にゴールに絡んだ男が、ここにきて、ついに今シーズン初ゴールを奪いました。

例年なら、絶対にこのまま負けていた試合。俺らは、そんなゲームを何度も何度も何度も見てきました。でも、この時期にこういう逆転勝利ができる今年のチームは、明らかにここ数年のチームとはまったくの別物だと思います。昇格できる実力があるチームとはまだ言えないとは思いますが、少なくとも、プレーオフに進出して最後の最後まで戦う資格を持つチームだと思いますよ。そういうたたずまいが、今のチームにはあります。

一方で。
こういう負け方をするのが、今年のザスパなんでしょう。それが1年の積み重ね。もったいないと思います。でも、勝負ですから。この試合も、カンスイルが最後まで戦える状態にあったのであれば、まだまだわからなかったかもしれません。

まとめ

心が痛いです、あの景色は。

怒りをぶつけたい気持ちもあるけど、本音は、誰かに助けてもらいたいんです。その気持ちを、SOSという形で示してきてくれたので、助けてあげたい気持ちはもちろんあります。

とはいえ、細かい事情はわかりません。それがわからないと、何をどう助けていいかわかりません。ただ、とりあえずこれまでの群馬とtonanの間での移籍や、国体参加など、問題が起きているのは事実だとは思います。

ザスパを取材する市川伸一さんのツイートをまとめたものが、まもなく1000RTいきます。
きっと試合後に話題になるどうな・・と予測はしていましがが、自分としては別にRT数を稼ぎたかったわけでもなく、ザスパを笑いものにしたかったわけでもありません。ただ、こういう問題が起きていることをJリーグに、サッカーに携わる人たちに少しでも多く知ってもらい、解決へと動かしたいなと思いツイートさせていただきました。

いい方向へ向かってくれることを祈っています。
・・・さて。

ヴェルディはこれで3連勝、順位は変わらず7位とはいえ、PO圏内にしがみついています。松本が千葉に大敗したことで、勝ち点・得失点差ともに射程圏となっています。

今週末は岐阜。
昨年の最終節にボコられたあの地です。ここで勝って4連勝で、ホームにアビスパを迎えましょう!

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