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【Result】西が丘が呼び込んだ勝利~2017第11節vsツエーゲン金沢(H)~

time 2017/05/04

【Result】西が丘が呼び込んだ勝利~2017第11節vsツエーゲン金沢(H)~

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結果

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2017明治安田生命J2リーグ第11節
東京ヴェルディ vs ツエーゲン金沢
2017年5月3日(水・祝)
味の素フィールド西が丘
15:03キックオフ
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————東京V—金沢———
(前半)  0 - 0
(後半)  2 - 1
—————————————
合計   2 - 1

●得点者
51分 佐藤 洸一(金沢) 0-1
78分 井林 章(東京V) 1-1
83分 アラン ピニェイロ(東京V) 2-1

スタメン


60分 高木 大輔 → 安在 和樹
67分 梶川 諒太 → 高木 善朗
77分 中後 雅喜 → 橋本 英郎


62分 大槻 優平 → 杉浦 恭平
72分 金子 昌広 → 垣田 裕暉
80分 廣井 友信 → 太田 康介

ビルドアップを修正できる強み

前半がうまくいってなかったのは見ての通り。マンマークで割とガッツリ前線から激しくプレスにくる相手をなかなか剥がせず、前線サイドのスペースに流し込んでアランやドウグラスがボールを受けるも、そのあとのサポートが薄く攻撃に厚みが出ない。

このあたりの原因はやっぱりボランチだと思うんですよね。

意図してそうやってるのかはわからないですが、内田と中後が同じ高さで横並びになっているときがちょっと多い印象。これはもちろん、CBがボールを持ったときにパスコースを2つ確保できるという強みもある一方で、この2人のとこで相手もガッツリきて前進が止まってしまっていたように見えました。

あとは、CBから前線に縦パスが通ったときにも、サポートの枚数が増えない。

個人的なイメージですが、縦パスが入って、ボランチも3人目の動きでしっかりとサポートに入ってある程度高い位置で彼らが前を持ってボールを持つことで攻撃に厚みが出てくると思います。

潮音だったら、この辺の意識が割と高いんですよね。
彼はボールを受けた際にクルっとターンして相手を剝がしたりとそのテクニックの高さが注目されがちですが、攻撃に積極的に関与できるところも彼の強みだと思っています。

内田は内田で、それは中後の仕事だと遠慮があるのかもしれないし。
中後は中後で、去年に潮音と組んでいたせいか、あまり前線には絡まずに後ろでバランスをとるように構え、得意のミドル・ロングフィードを繰り出すスタイルになってしまった印象。三竿と組んでいた2015年は、後ろは三竿に任せて自分は割とフラフラと前に顔を出してましたよね。
(でまぁ、戻りが遅いと・・・)

で、それを見事に後半から改善するんだからさすがロティーナ。

ビルドアップの際に、ボランチのどちらかは完全にディフェンスラインに入ることで、内田と中後は縦の関係に。それによって中盤のスペースが広がり、縦パスが通りやすくなったり、ボランチがボールを持ち出せるようになったり、よりワイドに高い位置でボールを持てる両サイドのCBからの展開も増えたり。

結果的には後半早々の失点し苦しい展開にはなったけど、こういった改善方法を持ち合わせていること、それがロティーナですな。

2トップって本当?

試合後の監督会見のコメントで、「梶川をトップ下に置き前線は2トップに」というコメント、正確には記者からの質問があったんですが・・・・これ、本当?

タイミングとしては、アンカズが入った際ですよね。


これはまず、左サイドからこっちに寄ってこようとした幸輝に「オマエは左のまま」と指示してるとこ。


そのあと、「2人が入れ替われ」って指示に見えます。
実際現地で見てましたが、明らかに梶川とアランが左右のポジションを入れ替えてました。これを見てピッチレポーターの高木聖佳さんも、2人がポジションを入れ替えた旨のコメントを差し込んでます。

その後も、梶川はこれまで通り割と自由に動きつつも、アランは基本的に左サイドでプレーしてました。

うーん、どういうこと?笑

思うにこれ、いわゆる3-5-2っていうより、こんな感じの4-4-2に近い超変則的2トップって感じなんじゃないかな。

アンカズの高いキック精度から繰り出されるクロスを最大限に引き出す、ヴェルディオリジナルのパワープレーといったところ。アビスパ戦でも同じように、失点してからこの形で、中野が2トップ”気味”に入ったとコメントしてしてますしね。

ちょっと今後、注目してみてみようと思います。

まとめ

そういや、試合前に話してたんですよ。

「西が丘なのに、シュート練習でボールが全然飛んでこないっすね」って。

今年に入って、試合前のシュート練習の形が変わりました。
これまではスタメンが一列に並び、ポストプレーヤーに当てて、落としたボールを単純にシュートするだけ。プラス方向に流して走りこんでシュートの場合もあるし、マイナス方向もあるし、ワントラップする場合もある。
“シュート練習”というよりアップの締めにスカッと終わるために強振する選手が多かったから、この練習が始まるとゴール裏は警戒態勢に入ってたわけです。

ところが今年は、その必要がほぼなかったわけです。

シュートを打つのは前線の3人のみ。
そして、シュートはすべてインサイドでコースを狙い、シュートを打った後にサイドからクロスに合わせて打つ、と。
さらに細かいことを言うと、試合毎にもうちょい細かくパターンが違ったりしてますが。
要は、ロティーナ体制になってから、「シュートは正確に」って意識が高まっているのかインステップでドカン!っていうのを練習中もあまり見ません。

こういった発見も今年の西が丘であって、面白いなぁと。

で。

次は横浜FCですね。正確には横浜”イバ”FCですかねー。

とはいえ、首位にいるチームなんだからイバだけじゃないわけですよ。その辺をしっかりと対応できるか。
ドゥグは大事をとって休みかなぁ。心配です。
幸輝は負傷というより単純に足を攣って動けなくなってただけだと思うので、スタメンはなくても途中からはありそう。まぁその場合は大輔とアンカズでこれまで通りの左右でいくだけだから問題ないでしょ。

この試合、やはり残念だったのは、結局、善朗&アンカズという休ませた選手を使わざるをえなくなり、さらに試合展開的に橋本というこれまでと同じ無難な選択をせざるを得なかったこと。GW連戦の最後、中野、皓太を中心にフレッシュな選手の出番が回ってくるのかも期待したところ。

・・・仕事で行けないんですよ。はい。みなさん、頼みます。

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