コンドルとカモメのVoyage

謹賀新年~本気で戦う年のはじまり~

time 2017/01/03

謹賀新年~本気で戦う年のはじまり~

明けましておめでとうございます。
ってまぁもう2日が終わっちゃいましたが。

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編成は順調、でも決して満足してはダメ

すでに多くの発表があったように、年内のうちにレンタルバックの畠中を含む7人の新戦力の加入と、主力メンバーほぼすべての残留が決まりました。井林や幸輝といった他からのオファーがありながらもヴェルディで戦うことを決めてくれたのは本当にうれしい限りですし、何より、早くに新監督としてローティナを迎えることを決めた竹本GMを中心としたフロントは良い仕事をしていると思います。

2017v
※背番号は予想というか希望というか

特に、最大の補強ポイントであるCBにはJ1でも実績のある永田充(不安はケガだが)と、ゼルビアで中心選手として1年を戦った畠中を呼び戻すことに成功。中盤には、湘南と長崎でしっかりと経験を積んできた梶川が4シーズンぶりに復帰。
これにより田村を本職のボランチで起用できることに加え、橋本と、ポテンシャルはありながら頭角を示しきれていない内田をしっかり補強。

欲を言えば、あとは左サイドバックにもう1枚欲しい。田村、平、幸輝も昨シーズンに経験したものの、やはり左利きが理想的。林じゃ不安だもの…
残りは、鈴鹿にレンタル移籍していた渋谷と、岐阜にレンタル移籍していたポープの去就。ただ守備的MF、GKともに今オフに2枚ずつ補強を行ったポジションであることを考えれば、レンタル延長または完全移籍となるでしょう。少なくとも、2017年をヴェルディで戦うということはほぼなさそうです。
(そういえばウェズレイ・・・?)

残念ながら完全移籍でヴェルディを離れることになってしまったのは、南秀仁(→山形)と杉本竜士(→名古屋)のヴェルディユース93年組のエース2人。2人とも将来のヴェルディの中心選手として期待をかけられ、南は高校2年のときにトップで出場しゴールを決め、竜士も早くから2種登録をされたりしてきた大切な選手。
とはいえ、すでに5シーズンが経過したものの、絶対的な存在にはなりきれなかった。他のチームならまだ若手としてもう少し見てもらえるかもしれないですが、前線はすでに澤井や大輔らが順調に育ってきたポジションでもあり、ヴェルディにおいては”期待の若手”ではいられない年齢となってしまった。竜士はクラブとして育て方をミスってしまった気もするし、南はやはりあの事故で何かが狂ってしまったようにも思う。そういう意味ではかわいそうな気もするけど、実質的に戦力外に近い形での完全移籍はクラブとして妥当な判断だろうし、本人たちも何かをつかむ良いきっかけになってくれればと思います。

そういえばスポニチだっけ、「連日のユース出身者の流出」って見出しつけやがって。そりゃ事実なんだけど、そもそもユース出身者ばっかのチームなんだから、誰かを放出すりゃそりゃユース卒が必然的にあたるでしょって。まるで数年前の経営難で翔哉たちを売り払ったときなようなテンションで書きやがって・・・笑

放出がなかったのは決してプラスではない

今オフの編成の順調っぷりを称賛する声はツイッター上ではよく見かけました。久々に、安心したオフを過ごせると。そりゃね、いわゆる、上位クラブからの引き抜きがなかったのはサポーターとしては嬉しいこと。でも、その一方で残念なことでもあることを忘れてはいけない。

これまで、多くの優秀な選手たちをユースで育て上げ、他のチームに売り払ってきた。ここ数年では河野、俊幸、和田、祥平、祐希、翔哉、吉野、前田、そして去年の三竿。これはこれでヴェルディにとっては本当に憂うことではあるものの、優秀な育成組織が健在であることの証明でもあった。そして、”いざというときは選手を売ってお金にできる”というリスク管理の一つでもあった。もっとも、”選手を売って経営する”というフェーズは乗り越えたことを社長は話しているので、基本的には売ることはないと思いますが。

今年、ついに誰も引き抜かれなかった。
それは、引き抜かれるほどの魅力がある選手がついにいなくなったことでもある。
そりゃJ2で18位のチームなんだから当然っちゃ当然なんですが。

いまだに優秀な育成組織とか言われるものの、ユースはご存知のとおりプレミアからプリンスリーグに降格し、今年も昇格を逃して来季は3シーズン目となる。

華の92年組の代は、祐希こそ日本代表にやっと選ばれ活躍の場を欧州に移し、善朗がなんとかヴェルディの中心となっているものの他は散々。
竜士と南が去ったことで、93年組はヴェルディから誰もいなくなった。
6人が昇格した94年組は、他で活躍する選手も多いが、ヴェルディではついに安在のみ。
大輔、澤井、幸輝、畠中らの95年組は来季のチームの中心を担うはず。

それ以降の代は、なかなか苦しい状況となっている。
潮音こそ中心となりそうだが、中野はどうか。皓太も、どこまでできるかはまだ未知数。
唯一といっていいほどのクラブのスト論くポイントで、最後の頼みの綱でもあったユース出身選手の価値が薄れていることは、ヴェルディにとっては死活問題となる。
国内で実績を残した監督でチームを作ってもダメ
ユース出身者を中心にチームを作ってもダメ

もはや最後の手段といっていい、外国人監督の招集。そして、実績ある選手の補強。

もしこれで結果を残せなければ…と思うとなかなか恐ろしい2017年。
少なくとも、まさか今年も残留争いに巻き込まれるような事態となれば、打つ手がなくなるだけでなく、せっかく立て直してきたここ数年の努力が水の泡となる危険も秘めた2017年。
サポも含めて、本当に危機感を持って臨まなきゃいけない2017年だと思います。

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