コンドルとカモメのVoyage

【2024振り返り】No.20 木村勇大

time 2024/12/16

【2024振り返り】No.20 木村勇大

※写真はオフィシャルfacebookより

正直な話、こんなにもたくましいストライカーとして1年間を戦い抜くなんて、去年オフの時点では思ってなかったですよ。京都ではウイングで起用され、レンタル移籍した先のツエーゲンではチームが弱かったこともあり目立った結果は残せず。大学時代から目をつけてきたとはいえ、これがJ1の舞台でこれだけ戦えるなんて本気で思ってた人、いなかったんじゃないですか。自分も、「CFはまず染野が一番手。木村はデカい割にスピードがあるらしいし、案外手薄な左サイドとかかもね」なんて語ってました。

ところが、結果として36試合に出場、つまりレンタル契約のため出られない京都戦の2試合を除いて全試合に出場し、レギュラー組は休暇と思われていたブライトン戦やカップ戦にも出場するなど、貪欲に試合に出続けました。もちろん、良いときもあれば「今日はあかんな」って日もあったけど、1年という流れの中では右肩上がりで成長していきました。

巨体を生かした空中戦の強さや強引なボールキープで、幾度となく相手はファールでした止められない状況をつくり、レッドカードも含む何枚ものカードを誘発。まさに重戦車。スピードもあるため、サイドでボール持ってからえぐってシュートに持ち込むことも。アウェイレイソル戦で見せたような強烈なミドルシュートもあり。

3バックにシフトして以降は、染野と2トップを組んでいたときよりも全体が守備的になったり、前線で起点となる仕事が増えたために、8月末のレイソル戦以降はゴールを奪えなかったのはちょっと残念。序盤の勢いであれば、15点はとってもおかしくなかった。

さて、去就はどうなるか。
はっきり言って、見木や山見のタイムならまだ他のチームに似たタイプはいるけど、もしレンタルバックとか他へ移籍となったら勇大の代わりを見つけ出して育てるのは困難。スポニチではすでに「完全移籍へ」というニュースが出ているけど果たして。少なくとも京都はCFは間に合ってるだろうし。他とのマネーゲームでは勝てないけど、言ってしまえばもともとの年俸はそんなに高くないだろうから、ヴェルディだってそれなりに満足できる金額は出せるんじゃないかと思ってる。何より、やたら「下部組織出身」というのを本人が前面に出してくるので、愛もありそう(ジュニア時に1、2年いただけでその後はヴィッセルの下部なのにね)。

今日発表があったように、コロ助、翁長、宮原、千田、マテウスといった主力の柱は揃って契約更新。森田、谷口、綱島も残留の知らせが出てきており、ここに勇大が残れば間違いなく来季はもっと楽しみなシーズンになるはず。緑のユニフォームを着て、20発を目標にやったりましょうや。

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