【2024振り返り】No.9 染野唯月

※写真はオフィシャルfacebookより

36試合に出場ってのは本人にとっては当然キャリアハイ、チームの柱の一人と言えるのは間違いない。とはいえ、得点は6止まり。攻撃面では的確なポストプレーと献身的な守備でチームに貢献しているのは間違いないし、ダービーでのボレーシュートなんか本当に素晴らしいんだけど、これだけ最前線で出場していながら6月頭の札幌戦を最後にゴールがなかったというのはFWとしては物足りない。

もともと中盤の選手だけあって、ライン間で受けて展開するのは得意としているんだけど、やっぱりちょっとゴールから遠い位置でプレーしている時間が長すぎるんじゃないですかね。「9番ですよ、君は」と感じることが多々あります。

不満ぽくなっちゃっていますが、彼には来年もこのままヴェルディでプレーしてほしいし、ヴェルディのエースストライカーになってほしい、そうなれる選手だと期待しています。試合前のアップとか練習なんか見ていると、やっぱり抜群にシュートうまいんですよ。チームとして求められているプレーをするのはもちろん大切だけど、FWらしいエゴみたいなのをもっと出してもいいんじゃないかと思ったりします。

鹿島からのレンタルということで、あちら的には鈴木優磨という絶対的存在がいるのでどうなるか。本人の出場機会という点では確実にヴェルディのほうがあるし、じゃあヴェルディでも絶対レギュラーかといったらそうでもないので、ちゃんと競争できる環境もある。来年も緑の「9番」を背負って戦ってほしい。