【2024振り返り】No.7 森田晃樹

※写真はオフィシャルfacebookより

J1に上がっても森田晃樹は森田晃樹だった、そんなとこでしょうか。

彼については特に言うことはありません。負傷離脱した6～7月の数試合を除いてほぼボランチとしてフル稼働。最後の京都戦で見せたようなするすると相手をかわしていくテクニックだったりはもちろん、アンカーとしてビルドアップの出口になり前線とのリンクマンになる、前線に上がったらゴールに絡んでいく、そうした彼の特徴を生かしたプレーをJ1でも存分に見せてくれました。

というよりもともと、相手が強ければ強いほど実力を発揮するタイプみたいなところはありましたからね。これくらいやれて当然、とすら思います。ボールを持ったときのプレーはもちろん、守備ではポジションの良さに加えて、体をぐいって入れ込んでかっさらっていく姿もたびたび見られました。相棒となったコロ助もそうですが、フィジカル的に相手が上回っている場合でも何食わぬ顔で対応できてしまう、こうした守備面でも力を発揮できたことが本当にすばらしい。

あえて注文するなら、得点力。結局昨年に続き1ゴール。前線に顔を出し、シュートチャンスがないわけではないですから。そこをきちっと決めきれることができれば、もっと怖い選手になると思います。いつか彼は海外でプレーするはず、それはそれでいい。でもその前で、緑のユニフォームでシャーレをかかげてからにしよう。