2019/01/29
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結果
===横浜FM==東京V===
(前半) 1 - 2
(後半) 0 - 0
合計 0 - 0
●得点者
(12’)山見 大登(東京V)
(22’)オウンゴール(東京V)
(45’+5)宮市 亮(横浜FM)
(5’)山見 大登(out)→見木 友哉(in)
(55’)山田 剛綺(out)→木村 勇大(in)
(55’)山田 楓喜(out)→染野 唯月(in)
(61’)齋藤 功佑(out)→宮原 和也(in)
(80’)綱島 悠斗(out)→松橋 優安(in)
(61’)渡邊 泰基(out)→加藤 蓮(in)
(61’)宮市 亮(out)→エウベル(in)
(61’)天野 純(out)→植中 朝日(in)
(72’)エドゥアルド(out)→井上 健太(in)
(81’)渡辺 皓太(out)→山根 陸(in)
賭けに勝った
たかだかリーグ戦の1試合だけど、ほんと、天国と地獄の境目をずっと歩くような後半。もし1失点でもしてたら、そのままもう1点追加されたかもしれないし、それこそ開幕戦の再来だとか、2試合前の後半に押し込まれまくった名古屋戦から何も学んでいないとか言われてただろうし。そうなってりゃ、今シーズン初の連敗、シーズンダブル。今シーズンここまで戦ってきて、もっとも心穏やかじゃない時間を過ごしましたわ。
連戦ということもあり、マリノスは7人、ヴェルディは5人スタメンを変更。とはいえ、マリノスは前節に少し落としてたところからの入れ替え、逆にヴェルディは、ここまでほぼフル稼働、なんなら天皇杯やルヴァンで勝ちに行くためにも使っていた見木、染野、勇大がベンチスタート。「懸けだった」と城福さん。それで結果を残しちゃうんだから、この人はほんとたいしたもんだというか、持ってるなと。
前半はヴェルディペース。4-1-2-3のマリノスに対し、CFの剛綺がアンカーをマーク、シャドーの二人が相手CBへプレス。SBに出た際には翁長、稲見の両WBが縦にスライド、その際は谷口、林が相手の両WGに対応。このあたりは前節から変えた…というわけでもない気がするのよね。ジュビロ戦の1失点目、左WBの優安は相手右SBを見ていたのか中途半端な位置にいて、ブルーノジョゼが完全にフリーになってましたから。まぁ終わった試合のことはいいや。
走力のある山見、剛綺、楓喜は2度追い、3度追いを何度も。SNS界隈の和式NGの人が見たら笑ってしまうだろう守備ではあるんだけど、今のヴェルディにはそれが必要。上島・エドゥワルドはあまりビルドアップが得意でないコンビだってのは聞いてたので、そこにアンカーも潰すことで、まぁまぁマリノスにやらせないようにはできていた。ただ、その猛追プレスをかわされると、突破力のあるウイングと技量ある中盤がやりたい放題なので、ヒヤヒヤもんでしたが。
そんなときにCKのこぼれ球を拾った山見のスーパーなミドルで先制。さらに10分後には、林の縦パスに抜け出した剛綺のグラウンダークロスがオウンゴールを誘って追加点。2-0になったことで、ピッチのメンバーはだいぶ気持ちが楽になったでしょうし、見木、染野、勇大なんかはむしろ焦ったんじゃないか。
前半終了間際に失点。非常にマリノスらしい崩しだったし、あっちの6番のラストパスもうまかったですね、はい。結果論だけど、2-0で変な緩みのあるまま後半に入るより、1点差で緊張感持ったままいけたのは良かったじゃないかと思ったり。
後半は基本、防戦一方。前半の途中から、相手はダブルボランチにしてきたのかな。綱島、コロ助が引っ張り出されて、DFのラインの前にスペースが生まれてしまった。そのあたりはさすがだなと思います。55分にスタメン組3人、さらに61分に宮原を投入。宮原はそのままボランチ。元のメンバーに戻した形。ただ、これで状況が好転するわけでもなく、基本は防戦のまま。何度か、勇大が体格とキープ力を生かしたプレーもありましたが。
80分には綱島が足をつり、優安を左シャドーに投入。見木がボランチへ。
怪我の功名というか、これによりセカンドボールを拾ったあとに多少ボールを持てるようになり、さらに優安の突破で押し返すシーンもできた。まぁ3本くらいカウンターのチャンスあったんだから、どっかで一発仕留めていればとどめになってたと思うけど、その辺はまだ力不足。
最後まで猛攻を受けながらもマテウスを中心に守り切り勝利。
マリノスにアウェイでリーグ戦で勝ったのは2001年以来、あのときは国立だったから、日産で勝ったのは初めてだとか。
まとめ
連敗阻止、ダブル阻止で一安心。これでマリノスとも4差をつけて順位も上に。ただ、昨日の戦いで、今の戦い方の課題が解決されたわけもない。だいたい「懸け」と言っちゃう時点で、昨日のスタメンでの戦い方に確信的なものがあったわけでもなかろう。熟練させていくにはまだまだこれから、その道中で磐田戦みたいなゲームもきっと出てくるでしょう。
次はセレッソ。ダブルを食らいたくない相手との連戦。ホームで、昨日のような気持ちを見せる戦いを、サポーターも一緒に見せてやりましょう。