コンドルとカモメのVoyage

【Result】2024第19節vs名古屋グランパス(H)

time 2024/06/23

【Result】2024第19節vs名古屋グランパス(H)

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結果

===東京V==名古屋===
(前半)  0 - 0
(後半)  1 - 0
合計  1 - 0

●得点者
(52’)翁長 聖(東京V)

(53’)松橋 優安(out)→山田 楓喜(in)
(75’)山見 大登(out)→千田 海人(in)
(75’)齋藤 功佑(out)→稲見 哲行(in)
(87’)山田 楓喜(out)→山田 剛綺(in)

(70’)三國 ケネディエブス(out)→吉田 温紀(in)
(70’)永井 謙佑(out)→パトリック(in)
(76’)椎橋 慧也(out)→榊原 杏太(in)
(76’)山中 亮輔(out)→倍井 謙(in)

守りに入るのは早すぎた?

これでJ1を一周。どこには勝てそうとかそんな皮算用をできる立場にない一番下からのスタートだったけど、さすがに19試合もやればそれぞれのチームの実力とかもある程度わかってくるもので。個の能力もチーム力も当然だけどチームごとに濃淡があって、「勝てる」とは言えないまでも、「ここには勝ちたいね」っていうチームもだいたいわかってきた。

昨日のグランパスは順位こそヴェルディより上だけど、怪我人の多さも相まって、結果として勝ったから言うけど、「勝っておきたい」チームだったなと。当然あそこに和泉とかユンカーとかいたらまた全然違うチームだったんだろうけど、2017年にJ2で対戦したときのような脅威みたいなのはあんまり感じなかったっていう印象。

メンバーは、森田は引き続き欠場ながら、綱島、宮原がスタメンに復帰。ここ数試合でセンターバックの柱とも言える活躍を見せていた千田はベンチへ。機動力がある相手1トップ2シャドーに対して、パワーのある千田よりは宮原ってチョイスでしょうか。

試合としてはちょっと塩分高め。序盤にセットプレーからチャンスつくったり、左サイドを崩して優安がえぐったりシーンはあったものの、決定的なチャンスはあまり作れず。かといってや相手にやられそうなシーンもほとんどなかったので、第三者が試合見てたらつまんなかっただろうなという前半。

後半も大きく流れは変わらないものの、52分に先制。カウンターから勇大が抜け出したものの山中に手で引っ張られ転倒。ファールかと思いきやそのこぼれ球を後ろから追い越すように走ってきた翁長が独走。相手はセルフジャッジで足を止めていたため、翁長はランゲラックの動きを見て鮮やかなループシュートで見事ゲット。

審判交流で来日していたダレン主審は前半からあまり笛を吹かず、かなり流しがちだったのは見ている俺らも思っていたし、やっている選手たちもそう認識してたはず。翁長も「チーム全員が認識してた」って言ってるくらい。そんな中で、経験ある山中がああやって足を止めてしまうあたり、J1でもそういう甘さってやっぱりあるんだなと。

得点のタイミングで、その少し前のプレーで足を痛めていた気がする優安から、楓喜へチェンジ。翁長が左、楓喜が右WBへ。出るならシャドーだと思ってたから、右WB起用はちょっと意外。復活を期待しての起用な面もあった気がするものの、試合の流れもあって大きなインパクトあるプレーは残せず。守備ではがんばっていたものの、顔面で一本ブロックした影響もあり、大事をとってアディショナルタイムには交代。

75分、千田と稲見を投入。
直前に相手がパトリックを投入していたこともあり、千田はその対策でしょう。稲見は左WBへ、宮原がボランチ、翁長が再び右へ。なぜそこまで稲見の左サイド起用にこだわるのか…は正直疑問。結局数分後には、稲見と宮原の位置を入れ替えてました。
勇大もかなりの位置まで引いての押し込まれていた展開故に、セカンドボールをダブルボランチで回収してほしいという意図があったのだろうけど、結局7バックと言えるくらいにまで引く形になり、AT含めると20分近く、ただひたすらに殴られる一方。まるで残り数分を我慢して守り抜くような展開が長く続くことに。

厚いブロックをつくって籠城するような戦いを城福さんは意図したわけではないのは会見のコメントからもわかるけど、それがうまく伝わらなかったか、そうならざるを得ないくらいグランパスの圧がすごかったか。そこは食野を入れてボールを落ち着かせるのも良かったんじゃないかという気はするけど、じゃあそれで失点してたら、稲見入れてブロック固めておけって話にもなってたろうから、まぁヴィドや谷口、千田の踏んばりもあってなんとか守り抜いたんだし、結果正しかったというべきか。

非常に心臓に悪い展開が続いたけどなんとか勝ち点3をゲット。
最後のカウンターで翁長が決めてたらもっと楽だったけど、まぁしゃあない。むしろあの時間帯にあそこまでスプリントできるスタミナに脱帽ですわ。

まとめ

とういことで、1試合少ないマリノスが下にいるとはいえ、前半戦を10位フィニッシュ。町田、鹿島、ガンバ、神戸、広島、セレッソ、福岡と上8つには神戸意外に勝てなかったけど、札幌、湘南、鳥栖、磐田ら下にはきっちり勝利。上々の出来でしょう。何よりも連敗が一つもないのが大きい。

問題はここからの夏場。あれだけ運動量を求めるサッカーをしている以上、ここからが本当に苦しくなるはず。特に勇大、染野の負担は半端なく、どちらかを怪我とかで失ったらさらにしんどくなる。2人同時にいないなんてなったら、恐怖でしかない。ので、江尻さんの手腕に期待しましょ。

中3日で次は磐田。悔しい思いを多くしているヤマハだけに、勝って帰ってきたい。

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