2019/01/29
今年は多くの大卒ルーキーが加入し、コロナでピンチのときには全員が同時にピッチに立つなんて状況もあったりました。全員が全員それぞれの個性を出しながら見どころあるプレーを発揮してくれましたが、個人的には、もしシーズン通してプレーできれば不動のレギュラーになってたのでは…と可能性を感じたのはこの稲見でした。
ご存知の通り、シーズン指導前から続く負傷でスタートは遅れたものの、25節、7月のアウェイと栃木戦で初のベンチ入り。同週末、もっともヤバイ状況だったアウェイ大宮戦の途中出場でデビュー。その後は本職のボランチ、あるいは試合途中から右サイドバックなどで少しずつ試合出場を重ねていきました。12試合出場スタメン6試合はまずまずというところ。
非常にボールハント能力が高く、中盤の高い位置でガツんと奪って攻撃に転じるシーンをいくつか見られたのは好材料。ただ、対面の守備ではやや危ういところがあり、サイドバックで出場した試合で失点の要因になったときもありました。対面が苦手というよりは、サイドでの守備が不慣れだったという印象ですが。
まだダブルボランチの一角やあるいは3枚のときのインサイドハーフなら良さげですが、アンカーに入るとビルドアップのポジショニングや技術には課題があるので、そこはまだちょっと厳しいかなと。とはいえ来季は馬場もいなくなることで、綱島という大型ルーキーが来るとはいえ、レギュラー候補の一人。シーズンスタートからガツンと見せてやりましょう。