【2022振り返り】No.20 阿野真拓（シーズン途中福井ユナイテッドへレンタル移籍）

小山のメッシとして高校1年生のときからとんでもない期待をかけられてきた阿野ですが、クラブとしてどう育てていくか迷走してる感じはありますね。年齢感覚が狂ってきますが、プロ3年目であり高卒1年目。先行してプロ契約し、ある程度はユースでもプレーさせながら2年間という時間を使ってきたなら、高卒1年目とはいえ本来は今年から戦力にならなければいけなかったはず。

まぁ経営体制が変わった煽りをある意味受けている選手とも言えますが。スタメン出場は3試合ありつつも、途中出場はほとんど数分間のみのプレー。満足にボールも触れられない試合はあったと思います。小柄な選手にありがちな弱さみたいなのはあまり見られませんが、それでも158cmというJリーグの中でも最低身長クラスの体格で戦うには身に付けないといけないものも多く、テクニックの高さだけではそれを満足に発揮することはできません。

そういう意味では、もう1年早くてもいい気がしたけど、レンタル移籍で外の世界を知ったのは良い刺激になったんじゃなかろうか。そこでのプレーをハイライトでしか見てないので、試合を通してどういうプレーができるようになったのかまだわかりませんが。来季は戻るのか、あるいは再び期限付きなのか。まだまだ将来性ある選手であるのは間違いないので、クラブの判断を待ちたいですね。