2019/01/29
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結果
====東京V==町田====
(前半) 1 - 0
(後半) 1 - 1
合計 2 - 1
●得点者
(36’)杉本 竜士(東京V) 1-0
(60’)杉本 竜士(東京V) 2-0
(74’)オウンゴール(町田) 2-1
(62’)杉本 竜士(out)→佐藤 凌我(in)
(75’)石浦 大雅(out)→森田 晃樹(in)
(75’)小池 純輝(out)→バスケス バイロン(in)
(75’)加藤 蓮(out)→山口 竜弥(in)
(88’)新井 瑞希(out)→阿野 真拓(in)
(46’)平河 悠(out)→山口 一真(in)
(62’)鄭 大世(out)→ヴィニシウス アラウージョ(in)
(62’)髙江 麗央(out)→長谷川 アーリアジャスール(in)
(67’)高橋 祥平(out)→岡野 洵(in)
(72’)翁長 聖(out)→三鬼 海(in)
勝敗を分けた9番の決定力の差
ここまでなかなかシュートチャンスも少なく、ゴールに届いていない凌我がベンチスタート。中央には、前節のように竜士が入ると思いきや、瑞希がフリーマン的な感じで入る。とはいえ、瑞希も本来はサイドでプレーしたいがゆえ、竜士と流動的に入れ替わりながらという感じ。相手のCBはJ2屈指のエアバトラーである深津と、本来はJ1にいてほしいレベルの祥平ですから。凌我の調子が上がり切らないのもあるけど、力勝負は避けたという感じか。
また深澤がベンチ外。負傷の可能性もあるとはいえ、コロナ陽性でしょう。違ったらごめんなさい。でもまぁなんというか、もうどこのチームにも毎試合誰かがこうなる可能性はあるわけでしょ。チームとしては戦術的なこともあるので積極的に明かす必要はまったくないけど、サポーターが“触れてはいけないもの”みたいな感じになるのはどうなんでしょうね。別にええやん、って思いますが。
そんなで、加藤蓮が左サイドでスタメン出場。もっとも、彼も開幕スタメンを予想されてながらメンバー外だったこともあったわけで。深澤が左で調子良かったからチャンスが回ってきてなかったけど、こうして巡ってきた初スタメンの機会をどれほど生かせるか。
それはさておき。
前半3分にいきなりピンチ。相手左サイドの太田に抜け出され中央の鄭大世へパスが通るも、シュートはゴール右へ。結局のとこ、この1本が試合を分けたと言っても過言ではない。この試合の鄭大世はパワーで存在感を放っていたものの(悪い意味でも)、後半も決定機(映像で見ると一個前のプレーが完全に相手のファールなんですが)で枠を捉えられず、10年前のテセなら決めてたろうな。
一方のヴェルディは徹底的に地上戦。アンカーの理仁は平戸にうまいこと消されていたものの、テセのプレスは緩く、馬場、谷口が一つ運んで梶川、石浦へ通してワンタッチパスでポンポンとサイドへ展開。平戸の脇に両IHが落ちて、相手の佐野、高江を引き出してその裏を使うという狙いか。
中央が堅くなかなかシュートにはもっていけないものの、36分、遠目からミドルを放った瑞希のシュートをGKが弾き、拾った小池から梶川へ。梶川のクロスは、深津と祥平の間に見事に落ち、そこに入り込んだ竜士がヘッドでゲット。
空中戦勝負を捨てたスタメンで臨んだのに、クロスから164cmが決めるという結果に。
全体的に見て、ボールはヴェルディが持ってるけど試合として押しているのは町田、そんな前半。ショートでパスをつなぎながらも、高木和、馬場、山越から対角のロングパスが通るシーンも何本かあり、決定機こそ少ないものの、狙い通りの戦いはできていた印象。
後半は、竜士が中央に入り、瑞希が左に回るシーンが増える。竜士は強度高いプレスをかけつつ、瑞希は前を向いたドリブルのシーンが増えていく。逆に町田も後半から右サイドにいた平河に代えて山口を左サイドに投入、太田が右サイドへ。それにより、ヴェルディから見て左サイドでの攻防が多い後半に。
57分に上述のテセの決定機。その数分後、中盤で純輝がボールを失うも再び奪い返してカウンターに。右の石浦にわたり、グラウンダークロスを中央に送ると見事に竜士に通ってゲット。これで2-0。
昨年から随所で良いプレーを見せながらゴールに直接的に絡む結果を残せていなかった石浦。やっとこさ、アシストがつきました。この日も攻守にわたって献身的で素晴らしい活躍。次は自分でゴールを。
町田はアラウージョ、アーリアを投入。ヴェルディは凌我を投入。
竜士はそんなに疲労しきってるわけでもないけど、スタメン出場した4試合全てで55~60分で交代。何か出場制限でもあるのかな。
町田が前線にパワーある選手を送り込んできたことで押され気味になり、74分にCKから失点。馬場と佐野が競り合うもちょっと佐野が触れたボールがほぼ後ろに通過し、理仁に当たってボールはゴール方向へ。これで開幕5戦での3失点全てはCKから。セットプレーから失点していることを課題ととるか、流れの中で失点してないことをポジティブにとるか。
バイロン、森田、オムを投入するも流れは取り戻せず。終盤にカウンターでバイロンの右足クロスがドンピシャで森田へ通るも、ヘッドは枠の外へ。ワントラップする余裕あった気もするけど、決めたかったところ。最後は、ボニを入れて守備固めをするタイミングをうかがっていただろうけど、瑞希が足をつってしまい、阿野と交代。個人的に不安がよぎったのですが、結果的に阿野がボールをキープして時間を使ったり、決定機をつくったりと悪くない結果。阿野も試合ごとに逞しさを増してますな。
最後は賢明な守備でなんとか守り切り勝利。
播戸さんが言うように、過去一の激闘の東京クラシックだったと思います(これまでの試合は見てないけどこの試合が過去一と言うのも謎発言ですが、そもそも去年のアウェイ町田戦の解説、どなたでしたっけ??ってのはさておき)。
あと、祥平は大丈夫かな。DAZNの映像見る限りは、歯の当たりを押さえていたような。出血はしてなかったっぽいですけど。町田にとっては、祥平を交代せざるをえなかったことでプランが狂ったところはあったろうし、ヴェルディとしては、中島が出てこなかったから助かった部分はあった。
まとめ
佐川さんの旅立ちの試合を、勝利で飾るをことができて良かった。本当に良かった。自分は10年以上ヴェルディの試合を見てますが、選手バリにゴール裏に挨拶をしたフロントスタッフは佐川さんが初めてでしょう。それだけ、彼の存在の大きさを皆が認識しているってこと。本当にお疲れ様でした。
ヴェルディを離れるのは本望ではないと思いますが、またどこかで、一緒に戦える日が来ることをを願っています。
そんなんでヴェルディは3位浮上。横浜FCの無敗が止まったとはいえ、まだまだ5試合。だって2017なんて開幕戦負けたあとは5連勝で首位だし、2018は10試合4勝6分と引き分け多かったとはいえ無敗街道を突き進んだわけで。でもどちらも結局は5位、6位。まだ始まったばかり。ただ、ロティーナ時代以上に今のヴェルディは見ていて楽しい、そんな気がします。
次も勝って、3連勝へ。