2019/01/29
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結果
====群馬==東京V====
(前半) 0 - 0
(後半) 0 - 1
合計 0 - 1
●得点者
(80’)山本 理仁(東京V) 0-1
(58’)山越 康平(out)→加藤 蓮(in)
(75’)佐藤 凌我(out)→杉本 竜士(in)
(75’)石浦 大雅(out)→阿野 真拓(in)
(75’)小池 純輝(out)→バスケス バイロン(in)
(88’)新井 瑞希(out)→河村 慶人(in)
(69’)深堀 隼平(out)→平松 宗(in)
(75’)加藤 潤也(out)→髙木 彰人(in)
(75’)山根 永遠(out)→天笠 泰輝(in)
(83’)田中 稔也(out)→川上 優樹(in)
(83’)光永 祐也(out)→山中 惇希(in)
ベンチの層の厚さが分かれ目
最初の2試合で「ベンチの力不足が…」と嘆いていたわけですから何を言ってるんじゃという感じではあるのですが、この試合の別れ面は75分。ザスパが2人、ヴェルディが3人同時交代を交代を行なったタイミングにあったように思います。
試合は序盤からほぼ互角。シンプルに裏のスペースを狙ったりカウンター中心に攻めてくるザスパに対して何度かヒヤっとするシーンはあったものの、さほど大きなピンチがあったわけでもなく。あのハンドだけですね、正直やられたのは。
一方で攻撃もそこまでうまくいっていたわけでもないけど、狙い通りにシュートまでもっていくシーンも何度か。特にこの試合では左サイドの瑞希が躍進。中にカットインしての巻くクロスで相手に脅威を与え続けていました。彼の場合は縦に運ぶこともできるのを試合序盤で見せていたので、それがうまく効いた感じに。もうJ2レベルでは、基本的にはDF1人では対応しきれない選手になってきていると思います。あとは、上位のチームの守備相手にも同じようなプレーができるか。
ただそれがゴールに結びついたわけではないので、結果がほしいところ。
ただ群馬の守備もなかなかの堅さ。しっかりと中を締める守備は、開幕から無失点は伊達じゃないってのがよくわかりました。これで細貝がいたら…と思うとね。
後半、58分に山越アウトで加藤蓮がインしてプロデビュー。深澤が今シーズン初めて本職の右サイドへ。そして75分に3枚替えで、右にバイロン、中央に竜士、阿野がインサイドハーフへ。竜士に本当に「9番」のポジションを任せるとはね(笑)。このタイミングで、梶川がアンカー、理仁が右インサイドハーフにチェンジ。これが見事にはまることに。
80分、深澤から右の大外レーンで降りてきたバイロンへ。これをワントラップして右サイド奥へループ気味のパス。これに走り込んで受けた理仁がそのままえぐり、最後は目の前のDFとGKの2つの股を通す見事なシュートでゲット。シュート打つ前のタッチでグッと前に運んだドリブルも良かったですね。
大槻組長が指摘するように、相手の守備対応のミスがあったのも確か。
バイロンに対して、本来はザスパ左サイドハーフの天笠がいくべきところが遅れ、サイドバックを釣り出す形に。そこをうまく理仁が抜けたし、そこに出したバイロンもさすが。バイロンはこれで1アシスト。この日も入って最初のプレーでシンプルに右足でクロスを上げているし、強引なレフティドリブラーだと思ってけど、そうじゃないプレーでむしろ輝いてますね。
ちなみにザスパの天笠はバイロンと同期の青森山田出身選手。当時はアンカーとして、バイロンらが目立つ裏でチームを支えていました。ただこの試合では結果的に対応のミスが失点に結びつくと。途中出場したバイロンや、途中でポジションを変えた理仁が結果を残す一方で、途中で入った選手がさほど機能せずに尻つぼみになっていった群馬。とはいえ、ヴェルディはこれでボニと井出、森田という攻守の柱が不在なわけだからね。
まとめ
理仁がゴールを決めてゴール裏に向かって走ってくるシーン……現地から送られてくる写真、本当にすばらしい。あれこそアウェイの醍醐味。DAZNでは絶対に味わうことができない興奮。いやー、行きたかった。
これで3位タイ。無敗、かつ4試合すべてでゴール。負ければ8,9位くらいまで落ちるわけだから今の時点の順位なんて意味を持たないけど、結果として次節の町田との東京クラシックを上位対決として迎えられるのは良きですな。