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【Result】それでも負けない堀ヴェルディ~2022第3節vs徳島ヴォルティス(A)~

time 2022/03/07

【Result】それでも負けない堀ヴェルディ~2022第3節vs徳島ヴォルティス(A)~

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結果

====徳島==東京V====
(前半)  1 - 1
(後半)  0 - 0
合計  0 - 0

●得点者
(32’)内田 航平(徳島) 1-0
(36’)深澤 大輝(東京V) 1-1

(56’)杉本 竜士(out)→小池 純輝(in)
(88’)石浦 大雅(out)→加藤 弘堅(in)

(62’)安部 崇士(out)→カカ(in)
(62’)櫻井 辰徳(out)→長谷川 雄志(in)
(68’)藤尾 翔太(out)→ムシャガ バケンガ(in)
(82’)渡井 理己(out)→石尾 崚雅(in)
(82’)浜下 瑛(out)→オリオラ サンデー(in)

強風でも力の差。でも結果はドロー

この試合を難しくしたのは、強風。ヴェルディは前半は向かい風となり大苦戦。高木和が普通にトラップしたボールが自分のゴール方向にさらっと流れてるの見て、こりゃやべーなと。序盤からハラハラ。

とはいえ、向かい風ってのは当然自陣方向に風が吹くわけで、ミスればゴールのほうにボールが流れうという恐怖があるから向かい風は不利とも言われるけど、ボールコントロールの難しさは向かい風でも追い風でも条件はある意味同じ。追い風でも同じように難しさはあるわけで。

そんななかで徳島が堂々とボールを握れるのは、当然個々のテクニックの質が高いのもあるのと、徹底して地上でパスを通すところにあり。クリア以外はほぼ浮き球は使っていませんでした。一方でヴェルディは、特に理仁や石浦あたりは、いつも通りちょいとボールを浮かせてかわそうとする→ガツンと当たられてボールロストの繰り返し。浮かせたパスは、当然、受ける側もコントロールが難しい。

また徳島が前からプレスをかけてきたことでヴェルディがボールを保持する位置が低くなり、凌我を中心に降りてきて受けてロスト、カウンター食らう。
徳島・西谷「ヴェルディがプランとは違う保持の仕方をしてきた」
堀監督「相手が想定とは違うプレスの掛け方をしてきた」
なんかのギャグですかね。でもまぁ、ヴェルディの形を見てプレスの掛け方を調整してきた徳島のほうが一枚上手だったように思います。

そんななかでセットプレーで失点。勢いを持って飛び込んでくる相手に、その場ジャンプに近くなるゾーンの悪いところが出た形。だからといってゾーンが悪いとも思わないし、まぁ相手もドンピシャで合わせてきたってことで。ヴェルディにとっては、耐えて耐えてという中での失点はちょっとメンタルにくるかな、と思ったんですが。

わずかその5分後に同点。何が良かったって、理仁から竜士のズバッとグラウンダーの縦パス。ほら言ったじゃない、ちゃんとゴロで強く出せばちゃんと通るんだって。それをワンタッチで流した竜士から深澤へ。みんながTwitterで言ってたように、ラモスの芸術ループばりの美しいシュートで相手GKの頭を超えて同点弾。深澤は後半にもシレっとゴール前に進入してシュートを放つなど、左サイドバックで試合を経るごとに進化してますな。この勢いだと今オフにはゴホゴホ……

後半は風向きが変わってちょっとはマシになるかと思ったけど、やはり徳島のほうがうまいもんはうまい。大きな流れは変わらず。ただ、ガツガツ当たってきていた相手アンカーの櫻井、センターバックの安部の2人が警告を受け、退場を恐れた徳島・ポヤトス監督はこの2人を交代。結果的にはこれが悪手に。

80分、ロングボールが一気に相手DFラインの裏へ。やや目測を誤った相手CBで途中から入ったカカの裏に抜け出した凌我がファールをもらい、カカはDOGSOで退場。2枚目の警告を恐れて交代したら、その選手が退場するという、徳島には大きな痛手。結果的には、あと数m頑張ってペナ内で倒されてPK+警告のほうが良かったですが。

相手が一人減ったことで前線からのプレスが弱まり、ラスト10分はヴェルディがボールを握る時間に。ここで一気に攻め込んで得点を奪いたかったところだけど、ゴールは割れず。バスケス、河村、阿野の出番は訪れず。バスケスは一度準備したんですけどね。
正直、瑞希が割とエンストしてたというか、75分あたりだったから、梶川のサイドチェンジがずれてしまった場面で、戻らずにジョグしてたあたりで「こりゃあかん」と思ったんですが。

ただ相手の退場後、相手がより中を固めたことでサイドでボールを持ちやすくなり、瑞希のドリブルが効いてくるようになったことでバスケスに代えるのをやめたのかなと。弘堅も風を読めずにパスミスしてたし、途中から入ったらやっぱり風に慣れるのに時間はかかるもんで、それならスタートから出てるメンバーでやりきろうという判断だったのかな。結果が出なかったし、3枠も交代枠を余らせるのはうーんとは思うけど、個人的にはその考え理解はできる。

あ。高木和さん、ナイスセーブ。わりかしひょいひょい前に出るタイプなのかなと思ってたらドシっと構えて待つタイプで、前半の顔でブロックしたシーンなんかは耐えて動かなかったからこそ防げた場面。あんまり話題になってないけど、今年の堀ヴェルディの変化の一つに、GKをビルドアップに組み込むようになったこと。去年までは永井さんの方針であまり加わらなかった(あえてフィールドプレーヤーのポゼッション向上のためにセーブしてた?)ので、マテウスの状態がどうであれ良い活躍をしてくれてると思います。ま、いつかやらかすんじゃないかというハラハラ感はぬぐえないですが。

まとめ

いやーでも。石浦大雅よ。ほんと彼。
なんであのシーン、GKと1対1になったのにパスを出すかな。しかも確実でもなく相手も来てるなかで。このあたり、森田だったらズバっと打つよね。ルーキーイヤーから打ってたよね。うまいし、強くなった、走れるようになった。だからこそ、あとはゴール。自分が決めるんだって強さ。頼みますよ。

ってことで、次は群馬。久々に3戦負けなしで好スタートを切ってるわけだし、結果的に負けずにドローで終われたことをポジティブに捉えて前に進んでいきましょ。

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