【2021振り返り】No.44 浜崎拓磨

相次ぐディフェンス陣の故障により、松本からレンタルで加入。いわゆる純粋なサイドバックというよりは、キック精度に秀でた部分があり、ゲームメーカータイプの選手。ボランチができるサイドバックなのか、サイドバックができるボランチなのかと言えば、プロキャリアの多くはサイドバックとして過ごしてきたとはいえ、去年の仙台でボランチで試合に多く出たのが正解の形だったのかもしれません。

ヴェルディ加入後は、初スタメンとなったアウェイ栃木戦で美しい直接FKを叩き込んで存在感を見せ、その後2試合はスタメン出場するものの、堀監督体制に移行後は1試合途中出場したのみでベンチ入りもままならない状況に。やはり守備面に課題があり、そのタイミングで逆に守備に強みがあり成長中の深澤が怪我から復帰してポジションを掴むことに。結局、夏に加入しながら4試合出場のみとなりました。

サイドバックを埋めないといけない状況、あまりコストをかけられないチーム状態というところの天秤でなんとか獲得した感もあったため、まぁコスト相応。戸島にも言えることでしたが、やはり大きく下の順位の順位のチームで試合に出られないということは、チームのスタイルとのマッチングがあるとしても、やはり上のチームに来ても出られないということ。苦しいチーム状況の中でヴェルディのために戦ってくれたことは感謝しつつも、レンタルから完全移籍に切り替わることはないでしょう。