【2021振り返り】No.3 富澤清太郎

単刀直入に今シーズンのことを言うなれば、期待外れだったのは否めない。レギュラーでバリバリやれるなんて思ってなかったですが…アウェイ新潟戦でスタメンフル出場したものの、結果はご存知の通り。善朗にあっさりかわされて失点の原因になったりとかなりしんどく、結局、開幕戦の愛媛戦で1分、19節の相模原戦で2分、そして最終節でお別れの18分出場のみ。

ディフェンスラインの負傷者続出の時期が続き、福村の右サイドバックなんてのもやらなきゃいけないほどだったのですが、そこでも残念ながら直接的な力にはなりえませんでした。こういう状況だったので、1年所属しただけでの退団は妥当でしょう。

もっとも、カンペーさんは好きな選手です。J2降格からずっと戦ってきているサポにとっては、2009～2011までの本当にきつくてきつくてしょうがない時に選手側を代表してチームを支えてくれたのがカンペーだったし、言葉では言い表せられない思いを持っています。ただ、プロはプロ。サッカーはサッカー。去年までの河野もそうだけど、感情と、ピッチ上で見せるプレーから感じるものはまったく別。

チームの中では柴さんとともにベテランとして心の支えになっていたのかもしれないですけど、そこはどうしてもこういう状況で俺らからは見えないですからね。それでも、ヴェルディに帰ってきてくれてありがとう、そう伝えたいです。